【教えてプロピッカー】電動キックボード「急な法改正」のなぜ
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注目のコメント
疑問点1
この記事の
「マイクロモビリティ推進協議会が
議員連盟に報告した数値」
の出展元となる
「マイクロモビリティ推進協議会
「道路交通法施行に向けた業界の取組について」(2023年1月)」
と言うのが探しても見つからないのですが、非公開なんですかね?
以下にも掲載無いです。
マイクロモビリティ推進協議会ホームページ
https://www.micromobility.jp
疑問点2
2022年4月の道路交通法改正のインプットになったと思われる
「多様な交通主体の交通ルール等の 在り方に関する有識者検討会報告書」令和3年12月
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/council/saisyuhoukokusyo.pdf
なんですが、
免許不要の根拠の1つとして、
2.4 電動キックボード走行実験(p.37-44) 埼玉県警実施
が挙げられ、
結論として
「②ウの採点結果をみると、運転免許を受けている者と受けていない者との間で、一部の項目を除き、運転者の運転行動に全体的には大きな差はな いと言うことができる。
個々の違反行為では大きな差が生じているものもあるが、これらはもっ ぱら交通ルールに関する知識の差が要因となっているものと考えられる。」
と、結ばれてるのですが。
その②ウは、
50人延べ違反点数
免許あり 36,585
免許なし 120,665
1人あたり違反点数平均
免許あり 731.7
免許なし 2,413.3
となっており、どう見ても大きな差なんです。
そもそも免許なしの人だと交通ルールに関する知識が足りないと言うなら、免許必要って話になると思うのですが。
論理的に破綻してるとしか思えないのですが、なぜ?電動キックボードについては政府内でも「行き過ぎた規制緩和」という声があるのも事実です。私自身も新ルールの運用にはまだまだ追加の施策が必要だと思っています(もしも現代に突然「自転車」が発明されたとしても同じ議論が必要ではあるのですが)。
EBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング。証拠に基づく政策立案)という言葉が注目されていますが、この事例でも実証実験などの「データ」が重要視されて議論されてきました。
これから電動キックボードが規制緩和されるにあたり、実証実験では取れなかったリスク(悪意ある運転や飲酒運転など)への対応を急ぎながら、徐々に社会実装されていくことが求められます。7月から新ルール適用という第一報が出た時、コメント欄で「いきなり運転免許が不要に!?」「なぜ急に?」という声も見られた電動キックボードの規制緩和。
今週の【#教えてプロピッカー】は、この話題を通じて、新産業を広めるルールメイキングの要諦をプロピッカー羽生田慶介さんに解説してもらいました。
(コメント欄で読者の質問を募る【#教えて編集部】【#教えてプロピッカー】の概要は↓)
https://newspicks.com/news/8002819/body/
一般人からしたら少々唐突に感じる今回の法改正も、専門家が見ると「実証実験で得たデータを基に入念な議論が行われた結果」だそう。
事業運営で突き当たる、大小さまざまな「ルールの壁」を突破するやり方として、多くのビジネスパーソンが応用できそうな動きだと感じました。あと誠実なデータ集めは本当に大事。
来週末26日は、【#教えて編集部】宛てのご質問に“返信”予定です。引き続き、コメント欄で皆さまの疑問、質問をお待ちしています!