THE FIRST SLAM DUNK:原作以上の山王戦へ 驚きのCGの裏に隠された妥協なき挑戦 演出・宮原直樹に聞く
コメント
注目のコメント
「スポーツ映画として画期的だった」
とありますが、本当にその通りです。
試合の見せ方も、もちろん、ストーリーとしても、その試合に全てをかけている、試合で勝負する腹のくくり方に圧倒されました。
通常よくある、頭ヒキのあるシーンから入って、最初に挫折があって、特訓があって、大逆転ではなく、もうこれで見せるのだ、見せ切る!!観客に試合を体験させる!というのがスゴイ。(観てない方に、あまり具体を伝えたくなくざっくり表現をお許しください)
映画『SLAM DUNK』という体験は、家のテレビモニターでもなく、パソコンでもなく、スマホでもなく、映画館でを全推しします。映画館で観ました。
「マンガの映画化」じゃなくて、「SLUM DUNKのアップデート版」だと思ってて。初出の手法があくまでも漫画誌の紙の上であって、今なら大画面の映像の上という違い。
実写とアニメCG、、、じゃなくて、アナログとデジタルでいえば、アナログではどんなに頑張ってもコート上の10人は再現できない。でもいまのデジタルだとできる。そこを突き詰めたという印象。「SLUM DUNK」自体にボールが燃えるなどのファンタジーがないからこそ、表現の幅がある意味狭まる中での上限を目指したのかな、と。そこがリアルすぎてもいけない部位。
5年後に同じストーリーでさらにアップデート版があっても不思議じゃないという感想です。エンタメとして、最高の作品だったと思います。劇場で見れば元気になれること間違いなし!原作知らなくてもなんとなくは分かる作りになってます。
心配されていたCGも全く違和感はなかった。モーションキャプチャーの線をさらに修正して自然に見えるようにしたらしく、CGの表現で言えば、「攻殻機動隊SAC_2045」を余裕で超えていたと思います。絶対に売れるスラムダンクという素材があって、原作者の井上さんのこだわりと作品へのビジョン、そしてそれを実現した東映アニメの心意気が生んだ傑作だと思います。お勧めです!
ある意味、採算度外視で今までのアニメとは別の作り方をしていると考えています。一点だけ苦言を言うと、観客席のCGの雑さはちょっとだけ残念でした。