ディズニーのドイグCTOが退社、大規模な人員削減に先立ち
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注目のコメント
これを見た時に、
・7000人削減に先立ち、ストリーミング部門のCTOも辞任するのか
・Disney+で初の会員減になったのが理由の1つにありそう
・Disney+とHuluの統合が進む中でDisney+、Hulu、ESPN+のテクノロジートップが退社するのは影響が大きそう
と思ったのですが、Bloomberg英語版を見ると、ストリーミング事業の人事が大幅に動いていますね...
Bloomberg英語版:https://www.bloomberg.com/news/articles/2023-02-12/disney-streaming-tech-chief-jeremy-doig-leaves-ahead-of-staff-cuts
・Head of international content 6月退社予定
・Presidentが降格?
・前CEOのBob Chapekがストリーミングサービスの監督部門として設立したDisney Media Entertainment & Distributionを解散(Chapekの側近が複数名退社)
・ESPNのトップが昇格
この新体制を見ると、パークとコンテンツの融合・スポーツ専門チャンネルのESPN強化でスポーツベッティングを大きな収益源と見ているのかなと思いました。
22/9 ディズニー、「Hulu」と「ディズニープラス」統合を検討-CEO
https://newspicks.com/news/7566546
ディズニーがESPNを分離しない理由はスポーツ賭博-CEO示唆
https://newspicks.com/news/7861020
(Disney行ったこともないし、コンテンツも観ないのに、自分でもびっくりするくらい詳しい...)平川さんのコメントと併せて、下記が人事状況。バックグランドを見ていくと、採用タイミングとかスタジオ・エンタメ系のパワーが増え、アイガー氏体制の強化、に見える(前CEOのチャペック氏は主にリゾート運営畑だった)。
降格・権限減が見込まれる人
・Jeremy Doig(CTO):2022年にGoogleから入社
・Rebecca Campbell(Head of International Content):元Disneyland Resort President
・Michael Paull(President of Disney Streaming):元Amazon、元Sony Music ・Sony Pictures Entertainment、2017年入社(採用時期的にはアイガー氏の時期だが、Disney+全体の責任を取る形?)
昇格・権限増が見込まれる人
・Alan Bergman(Co-Chairman Disney Entertainment)
・Dana Walden(Co-Chairman Disney Entertainment)
・James Pitaro(Chairman ESPN)
主要人事は、下記から。
https://bit.ly/3YsvYqP
ちなみに…下記はDana Waldenのプロフィールだが「Chairperson」ではなく「Chairman」としているのは意外だった…
https://thewaltdisneycompany.com/leaders/dana-walden/アメリカは人材の流動性が高いので、退社してもすぐに次があります。
ドイグCTOも責任をとってスパッと辞めて、次を探すのでしょう。
削減された7000人もすぐに見つかる気がします。