【赤字】有料会員170万人のクックパッドは、どこへ向かうのか
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参入障壁の重要性を改めて感じながら記事を読みました。
「調理レシビ」という情報自体の価値、それをクックパッドで得る自体の価値、これにどこまで他サービスと差があるのか?と言えば、これはクックパッドの力の問題ではなく、そもそも「調理レシビ」自体では当然成長は止まる分野なのではないでしょうか。
他の方も述べている通り、何か調理で困った時に、今はYouTubeやInstagramにアクセスしてしまいます。理由は単純にアクセスしやすい(心理的にも)、情報の鮮度がある(素人さんや料理人の裏レシピなどのお得感)、など色々と挙げるとキリがないです。
例えは正しいか分かりませんが、Netflix、こちらもアメリカでは色々と言われていますが、他動画配信サービスはあれど、「Netflix」に行かないと観れないオリジナルの高品質のコンテンツがあります。「Abema」もその位置付けにあります。それ以外は正直、頭に浮かばない。(Gyaoも撤退しますね。)
正直言えば、クックパッドでなければならないという理由が今は見えない。
同社に関する数年前のNewsPicksの記事。過去を振り返っても仕方がないですが、興味深く拝見しました。
【直撃】赤字の「クックパッド」は、これから復活できるのか?(2020/2/19)
https://newspicks.com/news/4644737/body/?ref=index
注目のコメント
19年12月期までは決算説明資料で業績に加え、事業説明や要因などもしっかり記載されていましたが、20年12月期から定款やビジョンに割くページがかなり増えて表紙から15ページくらいまでは壮大なポエムが繰り広げられるようになりました。それが全てを物語っていますね。
下記ちらっと見るだけでおっ....ってなります
19/12 通期決算説明資料
https://pdf.irpocket.com/C2193/ly8K/aMml/Wt9h.pdf
20/12 通期決算説明資料
https://pdf.irpocket.com/C2193/HTFv/bPZb/iABa.pdf
21/12 通期決算説明資料
https://pdf.irpocket.com/C2193/OMfg/xNos/nFpf.pdf
22/12 通期決算説明資料
https://pdf.irpocket.com/C2193/NJLt/hAIz/rTUR.pdf
このタイミングで25.8億円の自己株取得(1074万2900/1億421万339株)ってすごいですね。
https://pdf.irpocket.com/C2193/NJLt/hAIz/sDHj.pdf最近、コンビニやドラッグストアなどでクックパッドマートをよく見かけます。同社の業績は、過去最大の赤字でしたが、クックパッドマートを含めて投資フェーズで新規事業をしまくっています。
有料会員も、減少しているとはいえ、170万人いるというのは驚きです。
クックパッドマート、使い方を知らなかったのですが、送料無料でこだわりの食材も届くサービスです。中国や韓国では、多くの人がスーパーで買い物をしなくなったと言われる中で、日本では、どのプレーヤーが「買い物時間をディスラプトする」のか。現在取材中で近日、レポート記事を出そうと思います。現状の赤字が予定通りのものなのか、それとも予期していない規模のものなのかで、経営の健全性に対する評価が大きく異なるなと思いました。
10年間を投資フェーズと明示して試行錯誤を行える環境を作ってきたのは素晴らしい挑戦ですが、事業経営の攻守の双方の見通しが知りたいところではあります。
・創業から続いているレシピサービスに基づく有料会員と広告の売上・利益をどのように守っていくのか
・「26年までの投資フェーズ」の残り4年間で、どの事業にどの程度投資をして伸ばしていくのか
新規事業を数年で立ち上げるのは難しく、利益を上げる状態まで育てるのには通常5~7年程度を要します。
例外的な成長を期待しないとすると、既に今ある新規事業の中から、次の柱を見出さなければいけないスケジュールだと捉えています。そろそろこのあたりの情報を開示して、投資家を魅了してもらいたいです。