廃棄率は0.3%! 独自に開発したAI発注システムを活用する兵庫・淡路島のスーパー
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AIを活用して適切な需要量、発注予測ができるようなシステムを開発。8年かけて現場に浸透させ、0.3%まで廃棄率を下げることに成功されたとのこと。スーパーの平均廃棄率は3%(部門により差はありますが)程度あることを考えると、驚異的な数値だと思います。
技術的な成功要素もあると思いますが、「必要な量を必要な分だけ」売る側、買う側も理解、許容しているという定性面の改革も大きいと感じました。
記事内でも言及されていますが、小売、中食業態では必ず閉店まで品揃え豊富に陳列しないと「チャンスロス」と捉え、売上機会を逃していると捉えられる傾向にあります。
しかし、こちらのスーパーでは閉店前に陳列量が少なくなることを許容し、買う側も許容する土壌が整っています。
>橋本さんは「売る側にとっても、買う側にとっても必要な分だけという取り組みが、無理なく続けられると考えています」と話します。マイ・マートのスーパーでは、夕方には商品が少なくなり始めます。閉店前にしっかり売りきる商売を続けているのです。
食品ロス削減においては技術的なアップデートだけではなく、チャンスロスに関する捉え方のアップデートも重要だと改めて感じました。コンサル事業も可能ではないか。
素晴らしい。いや、ボクの関わっている移動スーパーとくし丸の事業を導入してもらっているから言うわけではない。素直に、本当に素晴らしい取り組みだと思う。
この記事に登場するマイマート社長の橋本さんとは、何度もお会いしているが、実に優秀な方だ。その優秀さは、単に頭がいいというだけではなく、その経営センスも含めてだ。
オベンキョができればシステムは作れるだろうが、それに加えて【AIはあくまでもサポート。最終的に決めるのは従業員】と言い切れるところがスゴイ。
この仕組み、全国のスーパーに売れるのではないだろうか。もちろんシステムにプラス、コンサルタント業もセットにして。この仕組みがうまく全国に広がれば、世の中にとっても大きな貢献ができそうだ。
とくし丸も同じだが、仕組みだけではなかなか軌道に乗らない。そこに関わる「人」をどう活かすかが、大きなポイントだ。ぜひ新事業として、全国に広めることも視野に入れていただきたいものだ。その時、とくし丸を導入いただいている全国140社のスーパーのネットワークと、我々とくし丸のSVを活用していただくことも可能だと思うのだけれど。
橋本社長、いかがでしょう?これは勉強になりました。
ローカルエリアにおいて、物凄く良い事例です。
手仕事とIT化の真ん中をついた改革です。
IT化というとガラっと変えなければならないように思いますが、導入の原理原則からすると、ステップを踏むことが大事です。
従業員に考える余地を残しつつ、IT化を実現するというのは非効率なようで、現実的です。
もし、今の状況が定着した後にAIをフルに導入することになれば、従業員の理解も進んでいるので、ラストワンマイルの部分は人が関与することも理解でき補完できます。
にしても、素敵な笑顔の社長です。
笑顔は大事です。
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