セールスフォースが取締役追加、エリオット視野
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新たに3名が新任され、2名が退任のアナウンスが出ていました。退任する2人は2003年から勤めていた方でそのうちの1人Sanfordさんは以前はMarc Benioffが来日する時はよく一緒に来てイベントなどにも見学に来られていた記憶があります。メディアの観測でもう1人リブレースのターゲットとされていた元Peoplesoft CEOのCraig Conwayは今回は残る方向のようです。
Peerの会社と比べて高すぎるSales & Marketing費用の比率や、Exeuctive層への高額なCompensationなどを考えるとActivist fundが手をつけるところはたくさんありそうですし、海外メディアではSlackやTableauを売却させる考えもあるという記事も出ていました。
しばらくの間、細かいものも含めて動向に関する記事が増えそうです。
注目のコメント
アクティビストで、日本ではオリンパスやセブンなどに投資しているValueActのモーフィットCEOが含まれているのが、印象的。
ValueActは、オリンパスやJSRのように投資先の企業に取締役として入ることがあるが、Salesforceは投資先企業ではない(少なくとも現在同社のHPには出ていない)。また、アクティビストのなかでは短期の改善ではなく長期で見ていくタイプ。
そのなかで、Elliottが投資するなかで、投資家を取締役にいれることで、それ以外の投資家からの賛同なども得ようとしているのだと思う。
一方でValueActが投資をしていないなかで、ValueActに運用を任せている金主の視点では、経営者の資源をそこに割くべきでない、という論点も出そう。
これまで投資をしていればともかく、取締役になったあとはインサイダー情報をもっている可能性が高いので、投資を開始したり持ち分を増やしにくい。ValueActもSalesforceの少数株主になっている模様です
https://www.wsj.com/articles/elliott-prepares-to-nominate-slate-of-directors-at-salesforce-11674765894
Salesforce株主のアクティビスト投資家
・Eliott(大株主)
・Starboard
・代表がValueAct出身のInclusive Capital(150万株)
・ValueAct