日本とオランダ、米の対中半導体規制への参加に同意-関係者
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最先端の半導体製造はTSMC、サムスンが牽引していますが、工場内の主要なプロセスの製造装置や搬送のストッカーコンベアはアメリカ、日本、オランダのものが殆どですからねー。
ちなみに川上のシリコンウェハの世界シェアトップも日本の信越化学。
注目のコメント
本文中にも記載がありますが、オランダのASMLという企業が販売しているEUV露光装置がないと最先端の半導体が製造できません。元々オランダは中国への制裁については消極的な国でしたが、今回のアメリカの本気度に、流石に追随しないといけなくなったという感じではないでしょうか。ひと世代前の露光装置を変則的に多用することである程度まで微細化できますが、それでも限界があってTSMCやSamsungには遠く及ばないことになります。
オランダは、ASMLというリソグラフィーのトップメーカーがいて、中国にも日米装置メーカー同様、販売しています。中国に売ってはいけないとなると、ASMLの売り上げが減少します。ですから、オランダ政府は、無条件に米国の要求を受け入れませんでした。
ただそうは言っても、オランダは NATOの一員です。米国政府の政治要求を受け入れざるをえません。
今回のやり取りを見ていて、日本政府は、米国の要求をそのまま受け入れているように見えます。東京エレクトロンやSCREEN、アドバンテストなど強い企業の後押しをしているのか、見えません。その割に、日本の製造装置メーカーよりも強い米国の製造装置メーカーに対してどう扱うのか、注目していきたいと思います。何故か外為法は半導体分野をスルーしており、中国へダダ漏れだったが、昨年9月にようやく改正されたので、法的な根拠ができたことも大きい。各国が半導体の輸出を規制すれば、最新の半導体を国内で製造できない中国にとっては、今後ボディブローのように効いてくるだろう。