日本人が「ファミレス」に通い続ける理由…この30年間、なぜずっと人気なのか?
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私はアメリカで近所のダイナーに行って食事をするイメージが、日本ではファミレスに進化したと勝手に思っています。
元々の日本のファミレスメニューは珈琲おかわり自由から始まりダイナーに近いですし、実際、アメリカのダイナーにはファミリー層もいれば一人で食事をしていたり、読書をしていたりスタイルも様々な空間があります。
ほぼ24時間営業で朝食、昼食、夕食に対応しています。
4人がけのブース席の作りもダイナーから持って来たもの。
もちろんアメリカのデニーズやココスが基本コンセプトであったのでしょうが、それらは昔のダイナーがその後進化していったものでしょう。
近所にあって毎日のように通うくらいの気軽な雰囲気がファミレスの信条。
食事ニーズだけなら日本には多種多様な例えば、回転寿司や焼き肉レストラン、食べ放題のしゃぶしゃぶ、串カツ屋、少し前なら郊外型の居酒屋など
が発達し、その存在をだいぶん前に取って替わられてしまいました。
注目のコメント
> おいしいかおいしくないか、コスパがいいか悪いか、という次元ではない。
まさしく「ファミレス」という分類の店が求められているということだと思います。
・安い
・入りやすい
・子どもが騒いでも周囲から白い目で見られにくい
という点が大きいと。
特に、日本は子育て世代に対して暖かい目で見守る文化が無かったので、子連れで気兼ねなく入れる店というのは子育て世代にとって重要。10年前くらいまでは、外出先で子どもが泣くと白い目で見てくる大人もかなり多かったです。
今は子連れに対しても暖かい社会になってきたので、ファミレスも今後はさらにプラスαの何かの魅力が必要になってくるかもしれませんね。小さい子供がいる家からすると、
①小さな子がいても気楽に来店できる、
②メニューも子供向けが充実していて価格も安い、
③アレルギー表示がしてあり、アレルギー対応のメニューがあるなど、
普通のレストランにはない価値がたくさんあります。
私も本当にファミリーレストランがあったおかげで、楽しいファミリーでの外食ができました。
その点を踏まえると、専門化の戦略は、上記の本来のファミリーターゲットとは異なる、新規ターゲット開拓が目的のように思います。保険の契約、受験勉強する学生、仕事するビジネスパーソン、
子供の誕生日会、女友達との長いおしゃべり、英会話のレッスン、眠れない夜を読書で過ごす人
さまざまな事情を静寂でない雑踏で包み込む懐の広さがある。スタッフも距離を保ちパーソナルエリアにふみこんでこない。名前で呼んだりしない。
サードウェーブに通う人のような属性や意識のカテゴライズがない、あるいみ多様性と包摂の象徴、誰もが自分を大きく見せる必要がない、ほっとする場所ということ。