東大の授業が誰でも無料で受けられるって知ってましたか?
コメント
注目のコメント
作る側の視点でちょっとだけコメントさせてください。
オンライン講義をみて、「大学の講義なんてこんなものか」ともしかしたらがっかりされるかもしれません。講師によって講義の仕方は様々だと思いますが、私は普段の講義と公開講座の講義は大きくスタイルを変えています。なぜなら・・・
・公開形式の講義では閲覧する人が不特定多数なので講義コンテンツが限られる
授業での著作権法遵守, http://kids.cric.or.jp/teacher/case01.html
にあるとおり、教育機関でのコンテンツ利用は著作権の規定が柔軟であるのに対し、公衆に公開するときには多くの制約が発生します。そのため、スライドは基本的に1から作り直しです。
・雑談は流石に公開できない
講義で飽きないように、もしくは実感をもって学んでもらうために自分の失敗談や時事ネタを入れることがあります。講義アンケートでは多くの学生に「雑談が面白かった」と書かれるほどです。数年後に自分の講義を受けた学生の話を聞くと、やはりエピソードと結びついた講義内容のほうが覚えてもらえているので効果はあると思います。しかし、流石に全世界に向けて公開できないネタがほとんどです。
ということで、音楽も配信とライブでは価値が全然違うように、講義もまた違う価値があると思っています。どちらがいいかは論じません。東大の授業を無料で受けられるのは知っていましたが、役割別にしかも3つもあるのは知らなかったのでぜひ見たいと思いました!ただ東大生以外の私は日本一の大学でどんな授業やお話を聞けるのかという好奇心は湧きますが、東大生にとっては授業だけではない経験もできるとはいえ、少し損している気がしてしまう人がいても不思議ではないと感じてしまいました。