沢木耕太郎さんTV未公開インタビュー 25年かけ『天路の旅人』を書いた理由 - クローズアップ現代
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私は毎年、沢木耕太郎さんが12月25日の午前0時からやっているJ-WAVEの特別番組「Midnight Express 天涯へ」を聴いてもう20年くらいになります。
最初は沢木さんは、あまりにも普通な感覚で、この人に作家特有の病んだようなところの魅力を感じることがなく、よくわかりませんでした。
しかし、不思議な魅力を感じ毎年聴くようになりました。彼がこの番組をやり始めて去年で25年になるそうですが、ほぼ同じ頃に取材を始めた西川一三さんについての本『天路の旅人』が去年ついに出版され、そのことについて語っている内容です。
実際に記事を読んでいただきたいと思いますが、自分で何でもできるようになるというのは、自由になることを意味する、というのが非常にインパクトのある主張で、そうか、そういうことか、と膝を打ちました。
そう、最初の頃は、他人の弱さへの共感がそこに不足しているのではないか、と思ったのですが、そうじゃないんですよね。そうじゃなくて、自分の弱さに向き合って自由を獲得することができるから、他人にも優しく出来るかもしれない。そういうことなのかなと思うと、彼の視点にとても納得がいきました。
今ちょうど寝る前に少しずつ『天路の旅人』を読んでいます。500ページを超える大著ですが、もうあと残り150ページくらいでしょうか。旅が進むに連れ変わっていく西川一三という人物、あるいは、その生きた風景にどんどんと魅入られていきます。非常に魅力的な書籍だと思います。