経験者採用拡大に意欲 新卒は縮小、希望重視―柿木丸紅社長
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注目のコメント
>必ずしも希望通りの部署に配属されないことが
>辞めるきっかけにもなる
これはジョブ型の雇用をしていなければどの大企業でも起こることで、今に始まったことではありません。
では、なぜそれが取り沙汰されるのかというと
・どこに入りたいかではなく、何がしたいかを重視する新卒の増加
・配属先部署が、よい意味で新卒者の期待を裏切れるだけの力がない
・希望通りの部署にいける採用が増えている(売り手市場)
ということではないかと思います。新卒社員が就職前に企業・仕事研究できる範囲・時間は限られます。その限られた情報と時間で選んだ希望先は、また社会人になってから別の、心揺るがす理由があれば変わります。そうさせられないのは、配属先の仕事内容そのものだけが理由ではないはずです。その職場の部門長・部長・課長・同僚達が、その仕事の魅力や社会的意義、将来の可能性、本人のキャリアの可能性、自分達自身の人間としての魅力を伝えられていないからではないでしょうか。
これまでそういうことを考えて日々の仕事やキャリアに向き合っている人がその職場に多ければ、(希望通りの配属が叶わず辞めていくという)結果は異なるはずです。卒業後3、4年働いて要領を覚え、別のことがしたいと思う人が増えている」とありますが、就職活動時に明確にやりたいことが定まっているかは分からないし、大企業で学ぶ経験をある程度積んでから、新しいところへ行こうと考える人がいるのはしょうがない気もします。
しかし、本当にこの企業に入りたいと強く願う新卒もいると思うので、経験重視になりすぎずに新卒枠を維持して欲しいです。特に商社は、最近の若者の内向き志向で海外勤務希望者が減っているという背景もありそうやね。
3-4年働いたとして、MBA取得で自費で海外留学するという選択肢と比較した場合、こういう会社で海外勤務に応募するほうがキャリアとしてはベターかも知れんね。海外MBA目指す「意識高い系」には刺さる可能性あると思う。どちらにしろ、それなりの英語力は必要なんだろうけど。