【千葉雅也】“ワンチャン”に懸ける現代人へ「哲学」からの提言
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注目のコメント
ドゥルーズやそのエピゴーネンである浅田彰のスキゾとパラノや逃走論は、ここではない理想の環境といった空間的視点で主張していた感があります。
ベルクソニアンなドゥルーズの割には時間の観点でのアクションがないんですよね。なので彼は自ら人生を縮めてしまうという意思決定をしたのかもしれませんが。
人生はヒマつぶしという最近よく聞くフレーズは、近代合理主義の親玉のようなパスカルが近いニュアンスで言ったのがはじまりとも言われてます。
そして合理的な考えを究極まで推し進めれば、どこに移動しようが主体的な時間をいかに延ばせるか、にかかっているようにも思えます。延ばせるとは熱中・集中しても時間があっという間に過ぎないような何か。
ヒマつぶしというのはいい得て妙で、熱中し過ぎれば時間は縮むような気がしますが、まだまだ時間はあると思って充実した過ごし方というのはルーティーンの心地好さのような嗜好の賜物かもしれません。
他人と比較する暇があるなら、自らのヒマをつぶすことに時間を投入すること、それが逃走なんじゃないかと思います。自己表現しなくても自分がどう思うかを突き詰めないと、すぐに現実の実在論に巻き込まれてしまい不毛な時間を過ごすことになりますからね。Rethink Japanに哲学者の千葉雅也さんにお越しいただきました。「脱構築」「自分独自の時間」「逃走と耕作」など、現代を生きる上でとても必要で大切にしなければいけない言葉がたくさん飛び出しました。
私が学生だった頃と比べて、今は高いお金を払って塾に通い、大学に行き、親に仕送りを頂いて、さらに奨学金を頂いて卒業するというレールに乗らなくてもちゃんと勉強することができるようになりました。
社会人でオンラインの大学に通うこともできるし、海外で複数の大学に籍を置くこともできる。
家庭菜園で食べていく力をつけるって、そういうことなのかなと思います。
昔以上に親世代とのギャップが大きい。親たちももがいています。もっと悠々と生きていきたいです。