大企業エリート社員が転職で失敗する残念な真実
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金銭の資産だけではく、人的ネットワーク資産の重要性を前々から問うてきたリンダ・グラットン教授が、「社内の人的ネットワークの重要性を理解することを怠ってはならない」と社内人脈の重要性を語っています。
私も今年7月に編集からコミュニティ部署に異動してくるまでは、どんな社内会議より社外の取材優先。外に出て足で情報を取ってくる人が偉いんだくらいに思っていましたが、これまでと違う大仕事をしようとしたら、社内で本音のフィードバックをしてくれるメンター的存在、応援して手を貸してくれる仲間、そして、自分の考えを聞いて認めて投資してくれるスポンサーが必要だと思い知りました。今更感がありますが……。今年は今まででもっとも社内の人と話した年になったと思います。そして社内はタレントと知見の宝庫だと思い知った次第。
リンダ先生の主張は、いつ、何に繋がるかわからないのだから、社内でも社外でも薄く広くネットワークを作りましょうといことだと思いますが、両方を同時に追うのは結構大変。よって、今月は社内強化月間みたいに自分で決め打ち、結果としてその両方のネットワークを広げれば良いのではないかと思いました。
あと、必死に働いていれば、自分からではなくても、向こうから助けますよ、と近づいてきてくれることもありますよね。今年はそんな人の情にもたくさん助けられました。「大企業エリート社員」とタイトルで煽ってますが、これは「働く人」なら誰でも一緒だと思います。
結局は社内外の人間関係で仕事がすすむ部分がベンチャーであっても、大企業であっても、なんなら起業であっても中小企業であっても一緒だと思います。
そういう意味でも関わる全ての人にはGIVEの精神でいられるようにしたいですし、越境しながらも信頼関係をつくって、終身信頼の関係性をどれほど作れるかがポイントな気がします。
弱い関係性も含めて、あらためて自分のネットワークやその人たちに自分のことを発信し続けられているか…見直さないとなぁと思いました。年末に見るのに良い記事でした!「以前の職場で成功を収めていたのは、本人の能力による部分もあったが、その職場で形づくった人的ネットワークによる部分が極めて大きかったことが明らかになった」
そんなことに気が付かない人が成功するはずがありません。
大企業の元幹部が引退して「顧問派遣」に登録するケースが増えていますが、先方が期待するのは仕事のアドバイスより「商流紹介」であることが多く、多くの場合は紹介先が一巡してしまうとお役御免になります。結局は、その人自身に仕事力があるかどうかが重要なのです。
確かに、大企業で働くと実力以上のネットワークが築けることも事実です。ただし、それが会社の力だけでなく「個人の信頼」に基づいたものでなければ、本当の人脈とは言えないでしょう。