三菱MRJはなぜ失敗したのか
コメント
注目のコメント
ここに書いてある事は大変わかりやすいし、そうなんでしょう
ならば最初からこのプロジェクトはダメだったと
斎藤さんもコメントされてる様に、MRJの工場は色々驚きでした
あれは生産工場ではなく、大学の大きな実験室かな、と思いました
(実験室なら安全や整理整頓に気をつけなくて良い、という意味では決して無いですが。理系の方ならピンと来るかな、と言うイメージで。)(すいません、手違いで一度、大分書きかけでコメントを投稿してました)
過去の報道では色々な人が色々なことを言ってますが、腑に落ちないなと思ってました。
たまに飛ばない飛行機と言われてましたが航空ショーで飛んでいたり。遅延が続いていると言われてましたけど
一つずつクリアはしていました。
コロナで航空需要が減ったという偶発的な事項もあるわけです。ただ何で再開できないであるとか、一部機体を廃棄したという報道もありましたが、やっと、原因を見つけました。
https://milterm.com/archives/1313
しかも、よく読んだらWikipediaにも書いてありました。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/Mitsubishi_SpaceJet
報道で抜け落ちているのは航空規制です。パイロットと航空会社との労使協定があり、地域航空会社の機材は76席以下重量86000ポンド以下でないと飛行禁止なのです。
90席のM90の方は飛んでいます。航空規制が変わらないと主要な販売先であるアメリカの地域航空会社では売れない。しかし、あてが外れて航空規制が変わらなかった。そこで現行の規制のままの76席への対応ですが86000ポンドという重量制限をクリアしたまま十分な航続距離を確保するということができていないのでしょう。つまり、変更されないままの規制下ではまだ、機体が重いのです。それに対応する為の再設計や設計変更に伴った予備的な試験がまだ残されているのでしょう。
また、ロビーイングするならこの航空規制についてです。WTOなどに非関税障壁として提訴が可能か検討するのも手かもしれません。
また、ここからは私の推測の部分も多くなりますが、76席86000ポンド以下を実現させるために、SkyDriveに転籍した元々の開発責任者の岸信夫さんを呼び戻して設計をやり直してもらったらどうでしょう。元ボンバルディアのアレクサンダー・ベラミー氏に責任者が変わったのは90席版の型式証明を取るためだったのですが航空規制が変わらないという路線で最後まで進めるには元の開発者が一番わかっているということはないでしょうか。
更に追記
斎藤さんの仰る現場の力を引き出せていないという指摘も、尤もかもしれません。機体の重量を減らすには現場と設計者の努力が一体となる必要がありそうです。面白い。昔からNPは別に色んな記事を取り込むことができる。面白い記事であればnoteで誰かが書いた記事でも問題無い。記事内容を読めばそれが分かる。
それにしてもHonda Jetとの比較で唸ってしまった。なぜ、MRJは失敗してHonda Jetはうまくいったのかずっと不思議だったのだが。。。