【大学の専攻別で見る】楽勝で就職できる学問、かなりキビシイ学問の全体像 - 「いい会社」はどこにある?
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注目のコメント
んんん...
本格的な「大学全入時代」を前にこうした記事を読むと、とても複雑な気持ちになります。
大学は既に学問を究める場所ではなく完全に就職予備校のようなポジションに大衆化されたのだと痛感します。
大学が大衆化されることの是非はわかりませんが、個人的には「大学全入時代」は現状の少子高齢化社会にとっては痛手になるだけのように感じています。
ただ悪戯に結婚年齢や初産年齢の平均を引き上げてしまうだけになりかねない気もしているので、優秀な高校生などをもっと積極的に採用する動きがあっても良いのではと思います。
(究極的には、本当に優秀な人は高卒で就職し、そうでない人が大学でもう少し研鑽を積む、みたいな世間的認知を獲得する世界線があっても面白そうです。)大学は専門教育をするという側面も確かにありますが、私自身が勝手に信念をもって教えたいと願っていることは「興味をもてる専門分野を対象にして、汎用性のある問題発見能力・問題解決能力を身に着け、『学び方』を学ぶ」ということです。
また、中高の詰め込み・暗記教育は私はある程度肯定的です。上記のためにはある程度自由に使いこなせる「手持ちの武器」が必要。暗記して、脊髄反射的に使えるツールがいくつ手元にあるかが重要です。
私はいつもドラクエなどのRPGゲームに例えます。
武器や呪文を1つ1つ使い方もわからなくてもよいので集めるのが初等教育、それらを組み合わせてどんな敵にでも立ち向かっていける能力を養うが高等教育だと思っています。
ある人が、ある武器や呪文を使わなかったからといって、それはたまたまそれを必要とする敵に出会わなかっただけであり、「こんなの実社会では必要ない」と切り落としてしまうのは間違ったメッセージだと思います。
そう考えると、常に言われていることではありますが、本当に大事なのはちゃんと本気で学んだかになると思うのです。