【提言】リーダーこそ「心地よさ」を捨て、アンラーンしよう
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塩野七生さんが以前書いておられたトランプの例え、「自分の手札を見て、これからはどのカードが使え、どのカードは使えないかを知る」ことはここでも当てはまりそうです。ゲームが変わっているのに使えない「強み」にこだわった結果がシャープではないかと分析しています。
「アンラーン戦略」2話目は、本書の内容も踏まえつつ、そもそもアンラーンしなければならない人、そしてしようと思う人へのメッセージです。
中竹さんがおっしゃった「リーダーこそ過去の成功や、自分の経験に縛られる上、過去に身につけたものを手放すのが怖いからアンラーンがなかなかできない」というお話を聞いた時、個人的にもすぐ何人か思い浮かんだ私のような読者の方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、アンラーンは決して簡単ではなく、勇気がいるもの。この勇気を一歩踏み出して学習し続けることが、強い組織を生み出せる。本書でも、ウォルト・ディズニーやNASA、テスラ、Amazon、トヨタ自動車など多くの著名企業の事例が取り上げられていますが、こうした企業、そしてリーダーが国内から1社、1人でも多く出てきてほしいなと思いました。今までやってきたことと違うことをする、は本当に大変です。私も今年、部署が変わり、仕事が変わり、ここ10年で1番苦しんでいます。自分でもアンラーンの特集を作っていましたが、言うわ易し行うは難しだな、と。
（以下はアンラーン特集のリンクです）
https://newspicks.com/news/6866307/body?utm_medium=urlshare&utm_source=newspicks&invoker=np_urlshare_uid182358&utm_campaign=np_urlshare
でも出来なかったこと、知らなかったことが出来たり、分かるようになるのは楽しくもあります。本記事で言うところの成功を手繰り寄せるという経験がしてみたいものです。
