ブラックストーン、「カロナール」製薬会社の売却検討開始-関係者
コメント
注目のコメント
薬局で買えるOTC薬とジェネリック医薬品のメーカーですね。OTCは、一般的に(小林製薬くらいお客さんのニーズをくみ取った新商品を出せる企業は例外)に医療用医薬品に比べて利益率は低いですし、市場規模も10分の1ぐらいしかありません。ジェネリック医薬品は、特許切れした医療用医薬品のことですが、特許で守られていないため、競合との生産コストとを通じた闘いであり、利益率は低くなります。ただ、バイオシミラーを持っているのは興味深いですね。バイオシミラーは、生物医薬品(細胞で生産するタンパク質などの医薬品)のジェネリック医薬品ですが、通常の化学合成のジェネリック医薬品と異なって、医薬品規制をするPMDAやFDAから新たに製造プロセスについて審査を経なければいけないため(細胞を使った生産は品質管理が難しいためです)、技術的な要求が高くなり参入障壁となります。そのため、利益率は、化学合成の通常のジェネリック医薬品よりは、高くなります。
『主力品「カロナール」はコロナ禍で需要が急増。』
しかし薬価は安く、1錠5.9円〜7.6円とうまい棒より安い。うまい棒は素晴らしいプロダクトなので、カロナールの国からの評価の低さは異常。
岸田首相は防衛産業が一番大事みたいなので薬価が上がる見込みは薄く、売れる内に対処したいというのはよくわかる。
ちなみにブラックストーンは武田薬品から市販薬部門を買収してアリナミン製薬としたが、こちらも動くかな?