【最新教養】W杯を「地政学」で見ると面白い
NewsPicks編集部
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今大会のハイライトの1つは紛れもなくアフリカ勢初のベスト4進出を果たしたモロッコですが、その背景にもこの「移民」が大きく関係していることはいうまでもありません。オランダ生まれのモロッコ代表選手のハキム・ツィエク(Hakim Ziyech - 個人的には”シエシュ”で馴染みがあります)は、オランダのA代表を断ったことがあります。
とくに近年顕著なマルチナショナルなルーツをもつ選手の活躍ですが、改めて数字で振り返ると驚くべきところがあります。
また逆にワールドカップに出なかった選手、という側面では、マンチェスター・シティで大活躍のハーランドはイングランド生まれでありながら両親のルーツであるノルウェー代表を選択しています。スポーツによって代表選手の基準は違い、ラグビーはさらに「緩い」ものになっていますよね。
だからといって、その選手たちがサボるわけでもなく、一所懸命にひたむきに闘う姿を見て感動するわけですし、国歌斉唱で声を張り上げてる姿を見て一つになるわけですよね。
行き過ぎたスカウト活動はもちろんダメですが、要はその国の一員として闘うハートがあるか。それを基準化することは簡単ではないですが、出来るだけ性善説で考えたい派です笑。ちなみにサッカーW杯をGDPで見ると、フランス以外の欧州大国やブラジルが早めに敗退し、アルゼンチンやモロッコ、クロアチアが勝ち進みましたから、今回の大会に関しては関係が薄そうです。