NYでマスク復活、市当局が住民に着用勧告-屋内や混んだ屋外も
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米国の多くの地域で、インフルエンザ、新型コロナウイルス、RSウイルスの同時流行、いわゆる「トリプルデミック」に突入してしまっており、ニューヨークではまだそのような状況にはありませんが、特に小児科病棟の病床不足が深刻なようです。場合により、州をまたいだ搬送なども生じているようです。特に小さなお子さんにとって深刻な冬になりそうです。
マスクについては、新型コロナだけでなく、この三者、特に前二者を意識した対応です。マスクと手指消毒は有効な予防策であり、ここNYでも再び勧告されることになりました。その効果やリスクをゼロかイチかでしか判断できない方もいまだに数多くいらっしゃいますが、予防策の効果は「リスクの減少」です。
例えば、感染リスクが1%の地域では、マスクなしでもリスクは1%ですが、リスクが10%まで増加している地域で、リスクを半減するマスクを使用すれば、リスクは5%になります。この1%と5%を比較してマスクに意味がないみたいな論調は、考え直された方が良いです。当然ですが、感染リスクはマスクだけでは規定されないからです。
また、もう一つ忘れてはならないのは予防接種です。RSウイルスについてはまだ使用できるものがありませんが(2023年には登場しそうですが)、まずは防げるものをしっかり防ぐというスタンスで、インフルエンザ、新型コロナについてはいずれも予防接種が生後6ヶ月以上で対象になりますので、接種を確実に広げていく必要があります。
特に小さなお子さんや妊婦さんをご家庭に持つ方にとって、今冬の予防接種の意義は大きいと思います。アメリカ保健省に行くと、職員の方々は皆マスクをしています。
マスク着用を含め様々な公衆衛生措置を、必要な時に必要なものを施策として柔軟に運用しているのだと想像します。日本人は何かと自ら「世界中で未だにマスクしてるのは日本だけだ」と言うが昨日までいたインドネシアのジャカルタも、タイのバンコクも、韓国ソウルも皆んなしている。他にも着用義務があるまたは無いのに外さない国は知られているよりずっと多い事は、着用の好き嫌いや良し悪しはともかくも事実として知っておくべきだろう。