倉庫に入って分かった「200人が働く合理的な理由」
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10年倉庫勤務で物流作業とフォークリフトをやりましたが、実際にはあらゆる荷物の組み合わせ、優先度の判断、イレギュラーな受発注、トラックのドライバーとの連携、現場での事故やエレベーターの故障の対応など、常時カオスな状況が日々繰り広げられていました。
アウトプットとしては17時ジャストに綺麗に整理整頓された異物混入も無い荷物が求められ、半自動制御のデジタルフォークリフトなど機械も積極的に使いましたが、やはり現場の職人同士の連携でなされる部分も多いです。
当時作業しながらも、これはいずれ機械にとって代わられる仕事な気もしていましたが、ITの世界に入った今も同じく、ソフトウェアの開発もデザインの設計方針もマーケティング戦略も全て、コンピューターの方が得意なのだから基本的には過半数は無くなると思っています。
仕事は時代の流れに合わせて、生存戦略自体を無理に目的化せず、プロセスを楽しむ事がどの時代もどの職業も大事な気がします。
フォークリフトできっちりダンボールがまとまった時も、プログラミングが綺麗に書けた時も、いい感じのUIUXが出来上がった時も、英文がちゃんとメンバーに伝わった時も、帰って料理が美味しく出来た時も、充足感は変わらず同じです。「日本の消費者がもう少し寛容になると、さらに効率化が進むのかもしれない」という最後の言葉はその通りだと思いました。特に農産物に「規格」を当てはめることで、どれだけの非効率・無駄が発生しているのかと思うのですが、「顧客がそれを求める」のも確か。消費者の成熟度、寛容度をどうあげていくのか個人にとっても政府や企業にとっても大きな課題ですね。
新型コロナウイルスの感染が、また拡大しています。今は普通に生活できていますが、2020年、2021年は外に出るのも憚られる状況でした。外に出ない分、ECの利用が増えた人も多いと思います。
EC市場が拡大すれば、宅配個数も増加します。ところが今、2017年のような物流危機は起きていません。物流スタートアップがたくさん登場しているので、ロボットなど自動化が一役買っているのかと思い、物流倉庫を調べてみました。
ところが、ことは、そう簡単ではありませんでした。
わたしたちの便利な生活を支えるEC物流の現状を今日と明日、お届けします。