廃PETでアスファルトの耐久性を5倍に。花王ESGの取り組み
花王 | note
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花王といえば、洗剤やシャンプーなどの日用品を思い浮かべますよね。そんな花王が、アスファルトの耐久性を約5倍も高める「アスファルト改質剤」を研究、開発しました。
この開発には、長年石けんなどの製品をつくるために必要な界面科学技術が活かされているようです。私たちの身の回りにある製品を作る過程で得た技術が、意外な分野や場面で活用されているのは面白いですね。
そして、ペットボトルからアスファルト改質剤に生まれ変わるんじゃないか、と発想できるのも素晴らしいなと思いました。
他にも、化学製品をほんの少し添加することでコンクリートの硬さをコントロールできるようにする製品などを開発しているそうなので、調べてみたいです。「モノ」の表面を研究する「表面科学」という分野が確立しています。表面である限り、それが髪の毛だろうがアスファルト中の骨材だろうが「事情は一緒」なのです。なので、当該分野で優れた技術を持っている花王さんがされることに特に違和感はありません(同じ話で昔、フロッピーディスク作ってましたし)。
商品の後ろにかくれる科学、に触れる機会になったりすれば、と思います。「全自動運転の時代がやってくると予想しています。そうなると、どの車も車輪が道路の同じところを通るため、どうしても“わだち”が深くなり、アスファルト舗装の劣化スピードも今よりも早まってしまうのではないかと思っています。だからこそ今以上に、道路の高耐久性が求められるようになるのでは、と思います。」
ここすごく面白いな、今ある最先端の流れから未来を予測して、その派生で起こるニーズを予測することが重要なんですね。