【初づくし】カタールW杯、3つの「前代未聞」の理由
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いよいよ20日から始まるサッカーW杯ですが、なんだか過去の大会に比べて盛り上がりに欠けるような気がする、と思う方も多いのではないでしょうか。
私はちょうど2002年の日韓、2006年のドイツ大会をちょうど中学、高校時代で迎えたこともあり、やれ事前番組やら関連商品の売り上げやら、というのを結構TVで見た記憶がありますが、今大会ではほぼ見ないような気がします。
それもそのはず、そもそも地上波の中継がほとんどない上に、今になってカタールという国で開くことへの問題意識が世界で広がっているからなのです。
個人的にも取材して初めて知りましたが、日本にいるとなかなか気付かないカタールという国の実態、そしてそんな国を開催地に選んだFIFAの思惑を、サッカーに詳しい人からそうでない方まで知っていただければと思います。
ところで、高騰するW杯の放映権を買えない地上波、という状況には、「安い日本」と「既存メディアのビジネスモデル」がとうとうここまで来てしまったかという危機感を覚えないわけにはいきませんでした。明日から始まるサッカーカタールW杯。その開催費は日本円で約31兆円と言われています。W杯はもちろん、五輪も含めて史上最高額で、過去のどの大会と比べても桁違いの金額です。
この数字は、先日、日本政府が今後の経済対策予算として用意すると伝えられた額とほぼ同額。
日本が今後の経済復興にかける金額を、1カ月程度で終わる「祭り」を開くために使ったカタール、とにかくもう異次元なんです。
ほかにも、今回のW杯では放映権の高騰で地上波放送が減り、一方で“スマホのテレビ”ABEMAが全64試合を無料中継するという点にも注目です。
これは、スポーツ中継の歴史上、大きな転換点になるかもしれない出来事です。
普段サッカーをほとんど見ない方にとっても、今回のW杯は不思議の国カタールやスポーツビジネスの端境期を知るきっかけになる。
個人的に、サッカーは世界に対する見識を広げると常々思ってきたので、ぜひ皆さんにもW杯に注目していただけたらと思います。サッカー/ワールドカップはなんとな〜く名前は知ってても全然知識がなくて、へぇ〜!と思うことがたくさんありました!そのこと自体にあまり関心がなかったとしても、別視点からそのことを見ることができる。そこからそのこと自体に興味を持つかもしれない。わたしのNewsPicksが面白いなぁと思うところです:) わたしみたいな読者にたくさん届いて欲しい!
他の記事もそうですが、いろんな苦労や努力、思いで作られているんだなぁと改めて実感。そこに携わることができてとっても嬉しいです!