米中間選挙、民主が上院で主導権確実 バイデン政権「完敗」逃れる
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ネバダ州では民主党の現職が勝利。相手はトランプ推薦の新人で、2020年の大統領選挙が不正だと訴えていたコアなトランプ派。これで上院は民主党がキープすることに。
下院を共和党が取りそうなので、そうなればいずれにせよ「ねじれ」にはなります。ただ、上院キープはバイデンにとって大きな勝利でしょう。これで2024の再戦の芽もかなり出て来たのではないでしょうか。
そして上院の共和党は、トランプが擁立した人たちが軒並み激戦州を落としたことで敗れたと言って良いでしょう。
ネバダ→選挙不正を訴える元州高官
アリゾナ→ピーター・ティールの元部下で政治経験なし
ペンシルベニア→テレビ番組のホストで政治経験なし
ジョージア→元アメフト選手で政治経験なし
頑張ったと言えるトランプ候補はオハイオ州のJDヴァンスだけですが、そのヴァンスも勝利演説でトランプへの言及を避けるという手のひら返しぶり。それでもトランプは15日に大統領選の立候補表明をすると言われていますが、、、本当に?ここまでは多くが考えた想定内。注目される下院の結果で今後の2年間が大きく変わります。ところで、ジョージアでの批判票を気にしなくてよくなったので、トランプは出馬宣言をしやすくなった部分もあります。
下院の方ですが、たとえ共和党が多数奪還となっても議長にマッカーシーが選ばれない可能性についての憶測もすでにかなり広がっています。その際の決め手になるのが下院共和党内の自由議連という超保守軍団。マッカーシー院内総務、スカリース院内幹事を超えて、もっと保守が選ばれる可能性があります。そうなるとより対決姿勢が鮮明になり、ウクライナ支援を含め、混乱も想像されます。ネバダ州か、決選投票となるジョージア州の結果次第という状況でしたが、最後に残る郵便投票は民主党が強いため、ゆっくり進む開票状況に注目が集まっていました。ジョージア決戦であれば、決着は来月になるところでした。下院も実はきわどい競り合いが続いていて、同じように民主党の票が増えていく傾向があるため、接戦区に注目が集まっています。まだ下院の過半数がどうなるか、確定的なことは言えない状況です。