ルノーと吉利汽車、内燃機関とHVシステムの新会社設立で大筋合意
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
理解すべき重要なポイントは4点。
ルノーはICE会社の連結切り離しが先の狙いにあり、このICE/HEV新会社設立はBEV新会社設立と同じく、今回の事業再構築計画の要であった。事業再編のテンプレートはVOLVO社のBEV新会社、Aurobay切離しとほぼ同じものと見られてきた。
HEV提携先の吉利がこのICE/HEV新会社へ出資する可能性は十分に噂にあり、新たなサプライズではない。今回の契約内容はかなりふわっとしたもので、詳細の詰めはこれからの印象。PE会社がさらに投資参加する可能性も高い。
そのICE/HEV新会社へAurobayが統合されることは可能性として十分に想定できたものであったが、今回のスキームに前提として組み込まれたスピード感に驚き。規模のメリットでICE/HEVの競争力を維持することが目的。
日産は東風との連携は不可欠。ルノーが吉利とHEVで組んだ2021年から、このような展開に向かう公算が高いと見られており業界関係者内ではさしたる驚きではないのではないだろうか。ボルボは先ほど、吉利にオーロベイ株の33%を売却すると発表しましたね。ルノーと吉利の結びつきを見れば、ここに日産が加われるかがポイントとなるのは必然。日産が東風の了承をとれるかなど課題もありますが、日産は外堀を埋められてきた感じですね。ルノー日産三菱の交渉に、中国勢力をどう扱うかがポイントであるなか、日本政府はどんな判断を示すのか天王山が近づいているようです。
またもや、五分五分合弁!
中国での合弁事業では苦渋を飲んだはずのルノーは何を考えているのだろうか?ロシアの二の舞のリスクは考えていないのだろうか?
日産は、当然、この動きに距離を置いた方がよい。
ルノーとは、資本関係を断ち切って、是々非々のビジネス関係にすべきだろう。
ところで、走行税による逆風については、ルノーや日産はどう考えているのだろうか?