ジョブズが語った「デザイン」という概念の本質
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本当のデザインとは見た目ではなく"どう機能するか“ということだと。
そこを軸としての以下の言葉はとても奥が深い。
『何を優先して何をあきらめるか、家族で時間をかけて話し合ったよ。
デザインに関する議論が多かったけど、家族みんなの価値観についても話し合った。洗濯が1時間半ではなく、1時間で終わることを最も重視するか? それとも、衣類の肌触りがソフトになること、衣類が長持ちすることを最も重視するか?水の使用料が4分の1になることを重視するか? 約2週間、夕食の度にこういった話をした。古い洗濯乾燥機の議論によく頑張ったよ。結局、決め手はデザインだった。』デザインが見た目の話ではなくどう機能するか、について僕は横断歩道のデザインがわかりやすいと思っている。
黒いアスファルトに白線で白黒を作ることで、歩行者は「ここは渡っていいんだな」を誰でもわかる。(学校で、又は親に教わったからという側面もあるけど)優れたデザインを成立させるためには時に超えなくてはならない技術的ハードルがある。普通の人はデザインのためにそこまではやらないことが多い。技術が成熟するのを待つ。
しかし、Appleの場合はデザインのために技術を進化させてしまう。なぜ出来ないかではなくて、どうやったら出来るかを常に議論する。Appleが強いところは上層から下層に至るまで基本的にこの質問を繰り返し、サプライヤーを含め、議論し続けて実現まで持っていくところにある。
例えばアルミ筐体の切削が良い例。普通ならマシニングでそんなことをしないが、ファナックのロボドリル装置で作れるようにしてしまった。