中国で日本酒販売が過去最高。獺祭、十四代の取引価格はあの高級白酒超え
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白酒(baijiu)のアルコール度数が40度と文中にありますが、40度のものは「低度酒didujiu」と呼ばれ、高いものは60~65度になります。これをそのまま飲むので、口がヒリヒリするほどです。泥酔するのは大変みっともないと思われるので、若年層が白酒から離れるのは納得できます。
ちなみに中国語で「干杯ganbei」は文字通り「杯を干す」ので、日本語だと「イッキ」に相当します。うかつに言わないようにしてください。あと自分で勝手についで飲むのもマナー違反で、必ず「誰々さん、どうぞ」と挨拶して飲みます。これで8人で卓を囲んでいて客人が私1人だったりすると、向こうは1回ずつ飲むだけでも、こちらは7回飲むことになるので、これまたご注意を。中国伝統の蒸留酒「白酒(パイチュウ)」よりも高値で取引、たとえば720ml「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分(Dassai 23)」が2万円以上、「十四代」720mlが約40万円以上に。
塩尻市の奈良井宿では2012年に一度閉蔵した杉の森酒造が2021年「suginomori brewery」として再生。1793年創業と200年以上の歴史があった酒蔵のリブランディングを市民としても応援したいです。こういった中国のマーケット動向や若者たちの嗜好については注目していきたい。
「suginomori brewery」
https://www.narai.jp/ja
[参考記事] 2021.7.28
杉の森酒造が「suginomori brewery」として再生!京都・松本酒造で杜氏を務めてきた松本日出彦氏が監修、新ブランド「narai」
https://jp.sake-times.com/special/press/pp_narai都市部の若者の健康志向と、お酒に量よりプレミアム感を求める傾向にマッチしたのかもしれません。
また世界的にZ世代はさらに飲酒量が少ないと予測されています。国よりも世代によって嗜好の違いがでるのは興味深いです。
日本酒販売も、このあたりのトレンドをうまく活用して、売上拡大につながるターゲットを狙うといいですね。