メルカリの決済サービス「メルペイ」がクレジットカード事業に新規参入
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メルペイとして、クレジットカードのイシュアーになるということでしょうか?金融事業に本腰を入れるにあたっては、やはりクレジットカード事業はユーザの消費とのタッチポイントとして重要なんですよね。提携カードではコスト的にやれることが限定的なので、自分たちでやりたくなるのは当然だとは思います。
ここからは個人的な感想ですが、メルペイは、今まで包括信用購入あっせん業と貸金業で新しいサービスをつくられていたので、ZHDや楽天とは違う形での個人向け金融の形を模索されているのかなと思っていました。
そういう意味では、パワーゲームになっている楽天 vs ZHD(+PayPay)と違って、頭を使って違う戦い方を模索されているプレイヤーとして見ていたのですが、もしクレジットカードを発行することがやりたいことに近づくのだとすると、信用購入あっせんならではのスキームを模索するよりも、結局イシュアーになる方が良かったという事なのでしょうか。
仮に、ZHDや楽天と戦うには、フルラインナップを目指していかざるを得ないという事だと、規制やビジネス上の制約が変わらない以上、各社が出せる戦略の幅も限定されてしまうので、決済マニアとしては少しさびしい気もします。記事にもあるとおり、既に後払い決済サービス(メルペイスマート払い)、少額融資(メルペイスマートマネー)を提供していますが、さらにクレカ事業で決済×与信の領域を強化するということですね。決済に与信機能を追加することでメルカリの利用が促進される一方、利用実績を評価することでユーザーの信用力の見極めが比較的容易であるというマーケットプレイスの強みを活かした一手だと思います。