ロシア人、9月に75億ドル引き出し 出国に際し＝ロシア中銀
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ウクライナでは18-60歳の男性は出国さえ許されませんでした。奥様を一人にできないからと、女装して逃げようとした男性が逮捕されるニュースもありましたね。
ウクライナでは戦闘で受けた怪我が治りきっていない若い兵隊が前線に戻されるケースもあり、軍のやり方に怒っている家族もいます。
なぜロシアの徴兵には同情的なのに、ウクライナの徴兵には同じように声を上げないのでしょう。ニュースにならないから？ぜレンスキーが善人でプーチンが悪人だから？
注目のコメント
ロシアは、戦前から、金のある人は資産を外国へ移し続けている国なので、今に始まったことではありません。
国内に置いておくといつ接収されるかわからないので、ロシア人の資産は、キプロス共和国やUAE、スイス、英国、イタリア、等に移送され続けてきました。
これらの資産が、ロシア国内の産業に投資されていれば、自国では兵器の部品もつくれない、というような状況も、今よりましになっていたでしょうが、企業もいつ政府に接収されるかわからないので、国内よりも外国へ移した方が賢明と考えられてきました。実際、賢明であったことが証明されています。
75億ドルくらいなら、おとといイスタンブルで目撃された政商、アブラモビッチ氏1人だけでも、ロシア国外に持っています。彼も、原油とガスで稼いだ金を、30年に渡って外国へ移し続け、英国でサッカーチームのチェルシーを買収したりしました。
もちろん、外国に資産を移せる人など、ロシア国民全体の中ではごくわずかであり、そういう選択肢がある人は、もうすでにやっているので、今から資産を外国へ持ち出せるとしても、残り滓のようなものです。
（追記）よく読むと、引き出された75億ドルが、国外に持ち出されたとは限らないですね。
9月後半からとなると、動員が始まった影響もあるでしょう。ロシア軍に動員されると、装備は制服もヘルメットも、自弁で購入しなければならず、装備をそろえるだけで30万円くらいはかかります。その他、食料や袖の下など、動員されると必要な支出は多いので、むしろそちらが多いかもしれません。「主にエネルギー産業から総額９０００億ルーブルの企業資金の流入があって相殺され、銀行部門の流動性への脅威にはならない」 （＠＠。
諸通貨が対ドルで価格を下げるなか、ルーブルの対ドル相場はウクライナ侵攻前をかなり上回る水準に戻して高止まりしています。侵攻をひとつのきっかけに資源価格が急騰しましたからさもありなんですが、これだけのルーブルを引き出して何十万人もの人が国外脱出するのをプーチン大統領のロシアが許したことに、ちょっとした意外感を覚えないでもありません (^^;偶然ではあるがロシアから出国したばかりという青年と話をする機会があった。彼はフィリピンで資格試験を受けてその後に日本で働きたいといったことを言っていた。宿泊に関してはクレジットカードが海外で使えないらしく現金(米ドル)を両替して使っているらしい。あとモスクワの元スタバは質は落ちたと言っていた。
やや繊細なこともあるので根掘り葉掘りは聞かなかったがまた機会があれば追加で聞いてみたいと思う。ロシアから出国してからの報道との差とか。プーチンの印象がどう変わったかなど。
