米ゴールドマン、第3四半期は44%減益 事業再編発表で株価上昇
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ここまで事業を高頻度で大きく見直すのは創業来かなり珍しいと思います。それだけ金融業界の動きがテクノロジーの影響を受けて激しいことを表しており、ゴールドマンであっても強みにフォーカスしなければ勝てないということ。
グローバルバンキング、所謂企業向けのアドバイザリーサービス部門ですが、一時期儲からない事業と揶揄される時代もありましたが、コアコンピタンスという意味では最も重要な要素であることが近年明確ですね。
ソロモンCEOがバンキング出身なものも無関係ではないでしょう。「ここ数年で得た大きな学びの1つは自分たちの強みを発揮したほうが良いということだ」というゴールドマンの学びは金言。変化が加速する今だからこそ、投資銀行に限らずあらゆる企業の経営者や投資家が自分の胸に手を当てて自省すべき事柄だと私は思います。
投資部門の成長が伸びないとみて、リテールバンキングへ進出したGoldman Sachs。大きな赤字の垂れ流しで、リテール部門のMarcusを資産・ウェルスマネジメント部門に吸収することに。
リテールのトップが次々にやめ、統制がとれない状況がつづいていましたが、組織的なカタチはこれでできあがります。あとは、Marcusで積み上げた融資残高のクリーニングや、カードポートフォリオの見直しが必要となります。
Appleとの提携カードや先日発表した当座預金については、このまま継続していくのでしょうか。