東京“脱出組”の受け皿に、地方都市がなるための「3つの新条件」
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社会人になってから東京で丸12年暮らし、今年の4月から福岡で暮らし始めた身（福岡で暮らしつつ、月に4ー5日は東京に行ってますが）として思うのは、福岡に東京っぽさを求めたり、期待してきたわけではないけど、福岡が東京っぽくなったり（上にビルが伸びたり、東京にあるチェーン店が増えたり）となるとなんだか寂しさを覚えたりするなと。
東京と地方都市を対等な関係性と捉えなおしていくのは、一定必要だなと思っています。少なくとも東京⇆福岡はそうであり続けて欲しいなと。
注目のコメント
どこに住むか、どこで生きていくか、最近思うところあり、このテーマでいろんな考え方を知りたいなと思っていました。
同じく牧野さんが書いた、「“生まれながらの東京人”世代が、東京にも地方にもこだわりがないワケ」
https://bunshun.jp/articles/-/54275
の生まれながらの東京人がまさに自分で、じーちゃんたちも田舎を離れて東京で生きてたので子どもの頃から田舎がなく、それでいて生まれた東京や育った横浜が「故郷」という感じもしておらず、震災後すっかり石巻で生きてるのでなんなら石巻が一番地元っぽいなと感じながらも、一生そこで暮らすのかと言われると単身赴任的な暮らしなのでそんなこともなく、どうしたもんかなぁ、と。
牧野さんが書いていらっしゃるように、いくつかの新条件みたいなのが必要なのでしょうが、その人のライフステージで随分と変わってくるでしょうね。
オンラインで医療や教育がまだ完結しない今、病院は必須ですし、子どもがいる人たちにとっては教育大事ですが、子どもがいない人や子育てが終わったけどバリバリ生きてる人だけで構成される町みたいなのが今後あっても良い気もしており、そうなると学校なくても廃校活用とかでおもしろいことやってる地域に住みたいかもなぁ、とか。
これも人それぞれでしょうけど、「東京と同じブランド」についてはちょこっとあると嬉しいもので、石巻でいうとスタバめっちゃありがたいんですよ。やっぱり世界で戦ってるサービスのものが地域にあると、刺激になるというか、サービスレベルを引っ張ってくれるような感じもあって。
自分にとって何が条件になるか考えながら、ともだちとか同世代とかが集まってくるにはどんな条件かなぁ、とイメージを広げたりして、自分が関わっている町の受け皿力を高める妄想を日々しています。まさにこの記事で書かれているような東京が窮屈になり夫婦共にリモートワークで「衛星都市」(？)の一つに地方移住したものですが、記事のメインメッセージには頷くばかりです。
衛星都市には東京並みの生活が出来ることはそもそも期待しておらず、私も「毎日生活するのに愉しさ、豊かさを感じることができる」ことを求めています。
その上で、愉しさ、豊かさをどうやって感じるかというのは、人によって様々だと思います。例えば、写真好きな人だったら、雄大な自然の中でカメラ片手に色々なところを訪れれば十分豊かで満足いくなど。
ただカメラ好きなんかがニッチすぎるわけで、地方で衛星都市として成り立つためには、より多くの人が楽しめるような「センスがある」「スタイルがある」お店や施設があるといいでよね。あとアートとか。
やっぱり美しいものやおしゃれなものに触れると多くの人がキラキラした気持ちになるものかと。記事が最後に提言しているように「新しい芸術や文化を奏でる街」は確かに多くのリモートワーカー移住者を誘致できるポイントではないかと私も移住者目線で強く賛同します！なかなか難しい問題。
東京人の多くも地方出身。
要するに、東京人自体が東京に憧れているのです。
私は１１歳の時に奈良県から東京に来た。もう５０年近く前。でも未だに東京への憧れ的な気分がある。まあ魅力的な街ですから。
この記事にある湘南は対抗できるかもしれません。地方出身の東京人にとって湘南も憧れの対象ですから。でも、その他の地域が「湘南」のハードルをクリアするのは難しすぎる。
