【解説】日本がデジタル競争で惨敗した理由は企業文化にあった
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「企業文化を戦略的に作る」は重要な経営戦略の一つに位置付けていいと思っています。ただ、戦略や計画を立てたのに、経営者自身が何も変えず、何も動かず、現場に任せる姿勢でいると、すぐに勢い、動きは廃れていく。トップが自分事で、今日、この瞬間から取り組むのが大事。
注目のコメント
DXの成功要因がイノベーションを起こせる「企業文化」づくりだという入山さんのお話は共感。
DXとは「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」 と定義(by 経済産業省)されていますが、何が一番難しいって、「企業文化・風土」の変革ですからね。
ここが本気で変わらないと、その場しのぎの「なんちゃってDX」になってしまいます。記事を読んで、DXに馴染む企業文化の醸成や多様性の確保など、日本企業が抱えている課題へのアプローチを知ることができました。実際に私も就活生として企業を見る際には、ビジョンやミッションなど企業文化を重視しています。掲げられているゴールによって企業や社員の雰囲気がかなり違うように感じていたので、企業文化の作り方は「どういう会社で、どういう未来を作りたいのか」という問いのもと、企業によって変動するというお話に納得しました。そして、DXを推進し、イノベーションを創出するためには、挑戦を積極的に行う企業文化が不可欠なのだと、その重要性を認識することができました。
古い日本企業の場合、「企業文化」というより単なる「村の掟」が多いです。明確な基準もルールもなく、後付けで作っても浸透せず根本的に体質を変えるには至らず、変化や面倒なことを嫌い、正論やルールより前例や場の空気、なぁなぁで表面だけ平静を取り繕おうとし、立場の弱い者が泣かされる澱んでウェットで閉鎖的な気質… 息の詰まるそんな社風を歴代前職で嫌というほど経験しました。
だからこそ建前と本音でなく本当にオープンに風通しを良くしないと将来がないのですが、経営層もそんな村社会で出世した村長(むらおさ)ばかりで「中からの変化」はほぼ絶望的。そんな企業が日本には大小問わずあふれかえり、そんな経営層からなる経団連、それが支える政府も「永田町」という村社会の中しか見ない人たち… 一部の新興企業を除いて変われるという希望がほとんど見いだせないのが本音です(だからそんな「村」から吉幾三の歌そのままに逃げ出したのですが)。