日本人の笑いが「グローバル」でなく特殊な深い訳
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講演をしていると「初対面でも通じるユーモア」の必要性を強く感じます。
例え話にしても、リスナーの世代によって通じ方が異なるので、幅広く引出しを持って、いつでも引き出せるようにタグ付けをしておくことが、後々に生きてくると感じてます。
日頃から磨いていないと、必要な場面で実践できないので、滑ることも含めて、積み重ねだなぁと痛感してます。ユーモアはスキルで身に着けられるという視点、いいですね。
大勢の人の前のスピーチで、初対面の人でも思わず笑ってしまうようなウィットにとんだ上品なユーモアを言える人を見ると、尊敬してしまいます。
一方、前の晩男性同士で飲みに行ったときのネタを翌日の会議でジョークにするような人もいます。行った人にしか通じず、他のメンバーは表面的には(苦)笑いでスルーするかもしれませんが、心理的にはチームの分断を生んでしまいます。
初対面の人や多様性のあるメンバーに配慮したユーモアのスキルを磨くことは、リーダーにとって不可欠ですね。
上質なユーモアが真に活力ある職場をつくっていくのだと思います。日本人が「真面目」「つまらない」「自分の意見を言わない」と思われる一因は、笑いのハードルが高いからかもしれないですね。
イギリス人はくだらないことですぐ笑います。
例えば見ず知らずの人とでも、
「雨が降りそうなのに傘を忘れたよ」
「コートを着てきたのに暑くなってきたね」
「乗ってた電車がキャンセルになったんだけど」
「隣にいると思わなくてぶつかっちゃった」
みたいな会話で大笑いしています。
講演会やセミナーでも常に聴衆は笑って大盛り上がりしていますが、日本人の私的には面白くも何ともない普通の話に聞こえます。
映画やミュージカルでも、ベタな展開なのにめっちゃリアクションします。
笑いの沸点が低いのか、日頃から笑いたくて仕方ないのかはわかりませんが、なんだか人生楽しそうでいいなと思いますね。
話してる方も聞いてる方もイキイキしていて、どんどん意見やアイデアが出ていて会話が弾みますしね。