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サイゼリヤが「値上げしません」宣言 社長が語る同社の「使命」とは

朝日新聞デジタル
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  • サイゼリヤの社長が「わたしたちは値上げをしません!」と声高に言い放った。私の“声高に言い放った”という言い方にイラッと来た人も多いかもしれないが、私は敢えて″声高に言い放った”という表現を使いたい。付け加えるならば、″自慢気に”という表現も使いたい。

    なぜ、私がそれらの言葉を使うかと言うと「安いことはいいことだ」という大前提がこの社長にはあるからである。社長自身が「いいものを安く提供したい」と公言している。

    何もサイゼリヤの社長だけではない。この日本という国においては、未だに「いいものを安く」根性が強く根付いている。世界第2位の経済大国を経験し、その座は遠い過去に去ったといえ未だ世界を代表する成熟国家である日本において、多くの人が”安く安く“と言う。

    これはなぜなのか。どういった背景が日本にはあるのか。

    私はそのひとつの原因に「先の大戦の敗戦意識」というものを挙げたい。

    つまり、先の大戦で日本はこれまでかという程の凄まじい壊滅的な打撃を受けた。食料は当然のことながら世の中から物質的なものは全て消え、人々は読んで自の如く“生きるために”毎日の命を繋いでいた。

    その様な状況の中で、人々は当然のことながら「いいものを少しでも安く」という意識が自然に芽生えてくる。戦前のような生活に1日でも早く戻りたい、そしていつか亡くなっていった家族や友のために、私たちを悲惨な状況に追いやった欧米列強を追い抜いてやる、そんな気持ちで生活していたことだろう。

    そのような反骨精神が数十年後に見事実を結び、世界のソニー、世界のトヨタ、世界の松下、その他多くのリーディングカンパニーを生み出した。

    戦前・戦中生まれを両親に持つ子どもは小さい頃から両親に「いいものを安く買うことが大切だよ」と教えられ、そう教えられた子どもたちも「いいものを安く買うことが大切だよ」と自分の子どもたちに教える。そして、そのような教えの中で育った起業家は、「よし!いいものを少しでも安く売ろう!」という野心に燃え、ひたすら安く売ることに注力する。

    もちろんそのような意識を持つ人たちは年々少なくなって来ているのかもしれないが、残念ながら「いいものは高く」という意識が日本中に浸透しているとは思えない。

    もう戦後75年が経った日本である。

    もうそろそろ“敗戦意識“を脱げ出してもいいのではないだろうか。


注目のコメント

  • 焼肉特急株式会社 代表取締役

    創業者の生き様ですね!応援してます!

    ちなみに戦略・戦術上も理に適っていると思います。実はサイゼリヤはあの低価格にして原価率はたしか36%前後。しかもここに製造原価(工場の製造人件費)が含まれているとすると、実質の食材原価は30%程度かと。スゴイ安いから原価率が高いように見えてやはり、パスタ(小麦)・ドリア(米)など主要食材のベースの価格が安いんです。そこが牛丼や回転すしのビジネスとは異なるところです。すると、全ての仕入食材価格が5%上昇したとしても、売上構成比で1.5%の原価率上昇で済むことになります(原価率は37.5%になる)。一方で、値上げしません宣言と、実際のCPの業界における相対的な向上で、客数が前年比で102%まで伸びるだけで実は粗利自体が増えるんです。サイゼリヤは客数が増えてもある程度OPが回る仕組みになっているので、売上が増えた分当然販管費率は下がる。結果、売上増⇒販管費率減だけだなく粗利も増⇒利益増⇒賃金改善の流れも作れる、というわけです。うーむ、見事。

    あと、ちなみにサイゼリヤ社員の給与や待遇は、他業種と比べると・・・という話はもちろんあるかもしれませんが、現時点でも外食業界、さらには上場外食産業企業の中でも平均して年収ベースで100万程度高いです。

    でも、結局今回の話はそんなセコセコ計算の話ではなく、意思決定は、大きな生き様や、世の中の役に立つというサイゼリヤの使命にのっとった判断なんですけどね。応援してます。


  • GLAYLIFE.com ギタリスト

    サイゼ系プロピカーの安東です。

    サイゼリヤといえばミラノ風ドリア、ですが実はここにちょっとした異変が起きています。

    元々サイゼのミラノ風ドリアは299円など、300円を切る価格設定でした。
    他のメニューとも比べて、そして他店と比べて遥かに安いゆえ、多くの高校生や倹約家に愛されていました。

    一方、こんなことを思った人はいないでしょうか?

    「ミラノ風ドリアにしないとコスパ的にもったいない」

    たとえばシーフードグラタンというメニューがかつてありました。
    ミラノ風ドリア  :299円
    シーフードグラタン:499円

    ってな感じでした。これだと、さすがにシーフードグラタンを頼む気にならんのですよ。

    でも、今どうなっているかというと、

    ミラノ風ドリア   :300円
    エビクリームグラタン:400円 (イカとかアサリがOmitされてる)

    です。

    こうなってくると、俄然、ミラノ風ドリア以外のメニューにも自然と触手が伸びるわけで、「嗚呼、サイゼって天国だな。幸せだな」と感じます。

    価格設定って、難しいですねーなんて簡単な話ではありませんが、記事を読みながらそんなことを考えました。

    ちなみにこのエビクリームグラタン、めちゃうまいんですよ!
    とってもなめらかなベシャメルソースはおかわりしたくなります。

    ぜひ一度お試しあれ!!!

    ※追記
    サイゼリアって書いてる人が多いですが、正しくはサイゼリヤです


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    株式会社ナウキャスト 取締役会長

    サイゼリヤらしい動き。
    「暮らしが厳しい中、安くて良いものを出す使命がある」
    これを言い切るだけの戦略があるのでしょう。
    「約500店に増えた海外店舗では、円安による増益効果が見込める」というが、海外進出がこの日のためだったとしたら、まさに神がかり的。でも、そうかも知れない、と思ってしまう。

    改めて↓を読み返してみたい。

    【サイゼリヤ創業者】それでも我々は「値上げ」をしない
    https://newspicks.com/news/7175916/?utm_medium=urlshare&utm_campaign=np_urlshare&invoker=np_urlshare_uid257547&utm_source=newspicks


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