「僕の給料はパート社員より安い!辞めます」社員の訴えに社労士の答えは
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
10/1から全国の最低賃金が上昇しています。ギリギリの給与設定の会社は是非検討してみて、無用な事故が起こらないようにしましょう。辞めようと思った人はなかなか戻ってきません。
元来年功賃金だった日本給与カーブは、新入社員のうちは仕事を覚える段階のため本来あるべき給与額より抑えられ、その分40代50代と上がるにつれ、若い頃に抑えられた賃金を回収できる仕組みだった。それが年功序列賃金だ。会社は社員の一生の面倒を見ると言うのが、会社の社員に対する態度だったからだ。
しかしながらもはや、年金すら十分にもらえず、企業も生活のために昇給をさせるなどと言う事は、かなり手薄になってきている。中途採用やジョブ型が推奨されるにつれ、昇給や評価が実力主義と謳われるようになり、企業によっては賃金カーブも緩やかになっている。
それでいて、実力主義の賃金体系かというと、実力に対して待遇は買い叩かれてるのが日本の現実ではないかと思う。もちろん企業によるが、上記のような企業は多いように考える。
ましてや、正規社員でもさほど昇給は望めない職種もありながら、対して人材不足からアルバイトの時給は10年前の1.5倍になっているところもある。社員の初任給はどうだろうか。
企業にとって人件費は抑えられるに越した事はないが、人材こそが企業の宝なのであり、社長1人で成し遂げられる業績など小さいわけなのだから、きちんと報酬を払うべきだし、私たち被雇用者も、待遇をしっかりと求めていく態度が大切になってくると思う。