帝人が入退院支援クラウド「CAREBOOK」3Sunnyを買収、完全子会社化へ
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Teijinが退院調整SaaSの3Sunnyを買収。在宅療養を支援するHOTなどの医療機器に強いTeijinが、地域包括ケアを促進するスタートアップを買収する事例は非常にシナジーがありそうですね。
また1社、日本の大企業がスタートアップを買収する事例が出たことは非常にポジティブですね(背景はいろいろあるでしょうが)。帝人は2020年に入退院管理サービスを提供する3Sunnyと資本業務提携を結んで可能性を模索する中で、帝人グループに入ると介護事業者へのサービス提供をさらに拡大できると見たようです。
帝人の発表:https://www.teijin.co.jp/news/2022/10/05/20221005_01.pdf
個人的には3SunnyがM&Aの道に行くとすると、同じくスタートアップでオンライン診療サービスを提供するメディカルノート傘下に入るのかなと思っていました。2021年にメディカルノートと資本業務提携を結んだ際に両社のサービスを連携させることで1次受診から入退院までをワンストップで提供する構想を明らかにしており、綺麗な事業拡大だなと。
当時のプレスリリース:https://medicalnote.co.jp/posts/_sHNmHgWマイナンバーと電子カルテと病床管理を紐付けたら2時間程度でできそうな感じがする転院のマッチングについて、いまだに医師同士で電話かけてやりとりするなどのアナログな手法がまかり通っています。その解決策としてのクラウドのようですけど、国公立病院、独立行政法人立病院、日赤に食い込むには入札≒他社との連携(談合ではなくフォーマットの共通化)が必要となります。その段階を目指した出資なら大いに結構なんですけどねー。