【新】農業は「淘汰と集約」の時代へ。小さいビジネスで勝つ方法
コメント
注目のコメント
本書の方も拝読しました。
所感としては農業現場を実践しながら俯瞰した視点を持った場合に至極真っ当に行き着く論をわかりやすく書かれていていると思います。
しかし、実際には新聞や多くのメディアでは
「フードロス」や「食料自給率」や「農家の高齢化」がかなりステレオタイプのままあまり発展的な議論がなされないことが多い。
行政の農業担当者と話しても「わかっているけど難しい」かそもそも政策遂行ありきでズレていることを認識していないことも多い。
(ある程度の立場のある方と話していても、農家の収入を増やすためにはフードロスをIT技術で削減など全くトンチンカンなことを考えていたりします)
その辺への苛立ちは、ある程度本気で経営をやっている農業者であればおおよそ持っている感覚です。
しかし、その声は本当に小さく、注目が集まりにくい。
久松さんは面識ありませんが、そういった層の代弁者として結構矢面に立つ覚悟で今回は飛び出してくれたなとありがたく思っています。
あまり売れていない農業本を出している立場としてはちょっと悔しいんですけどw農林族の政治家、農業政策、農家と農機具メーカー、様々な既得権益が複雑に絡み合った結果、本来実施すべき対策行われない結果が、現在の日本の農業に顕著に表れていると思います。
堀江さんとの対談も面白かったです。
https://newspicks.com/movie-series/11?from=%2Fprograms&movieId=2296「独自路線をいくプロを目指すなら、自分が本当にいいと思ったもので、顧客と対峙する覚悟が必要」
これは本当にそう。うまくいってない事業のほとんどは、販促やブランディングの前に、プロダクト・サービスそれ自体のクオリティが低いまま。
それをなんとか売ろうとしてもリピーターはつかない、ザルのようなもの。空回りの自転車操業
になる。
自分が本当にいい!と思うものにしてから、人様に買ってもらう、当たり前の誠実さが商売の基本ですね