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東京都内に「赤ちゃんポスト」構想 2024年秋にも設置へ 医療法人「置き去りなど虐待減らす」「議論に一石投じたい」

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    産婦人科専門医 医学博士

    赤ちゃんポストは、赤ちゃんの遺棄や虐待を防ぐ目的で熊本の慈恵病院が2007年にはじめた取り組みですが、どこにも助けを求められない妊婦さんが孤立出産、自宅出産して、赤ちゃんを赤ちゃんポストへ置いていくというケースが想定されます。
    日本の帝王切開率は24%、なんらかの理由で、安全なお産のために帝王切開を必要とする人がそれだけいるということで、命を助けるためとはいえ、「1人で産んであとは赤ちゃんポストへ」という発想へ誘導してしまうことは危険です。そのことは、慈恵病院が内密出産を始めることになった背景でもあるかと。
    そして赤ちゃんの状態も様々であることが想定され、中には早産の子もいるかもしれません。NICUがない病院となると、近隣の病院との連携も重要です。得てして、メディア露出の多い、赤ちゃんポストを設置している病院には寄付が集まるかもしれませんが、実際には一緒に支えている関連医療機関には日の目が当たらなかったりします。預かったあとの養子縁組についても、善良な団体さんとの連携が欠かせません。

    救える子どもの命を救いたい、という小児科の先生の熱い想いにはわたしも多いに賛同します。が、赤ちゃんポストや内密出産だけが解決策ではないこと、決して全国で慈恵病院しか取り組んでいなかったわけではなく、ほかの病院では女性のその後のサポートのためにも、完全な匿名にならないように時間をかけて丁寧な対話をして、完全な匿名での出産を避けているのです。ただ、それを民間病院の善意だけで行うのはサステイナブルではありません。そのような実情もぜひ知って頂き、民間の善意だけに頼るのではなく、行政の介入は必須で、妊娠の時期にかかわらず安心して相談できる、心理的安全性が確保された、わかりやすいワンストップの窓口が作られてほしいです。

    ちなみに、赤ちゃんだけが助かればよいわけではなく、女性自身のサポートが必要というのは、また望まない妊娠を繰り返してしまうかもしれないですし、DV被害にあっているかもしれません。ご本人は、助けなんていらない、だれにも知られたくない、と思っているとしても、その人がちゃんと自身のからだの自己決定権をもって人生を歩んでいけるサポートは必要です。そこをおざなりにはしないようにして頂きたいですし、そういう実情を知っている産婦人科医はちゃんと発信していかねばとも思います。


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    参議院議員(東京都選出) ブロガー

    吉村洋文共同代表もちょうど本日の記者会見で「議論はあるが、行政が支援するべき」と発言していた内密出産。都内にできるということであれば全力でバックアップしたい。(記事内には見覚えのある名前が…)


  • 旅行業 ときどき福祉業

    >赤ちゃんポストは2007年、熊本市西区の慈恵病院が「こうのとりのゆりかご」として国内で初めて設置。

    「赤ちゃんポスト」という呼び方は、「こうのとりのゆりかご」が設置された当初、とてもネガティブなイメージの呼び名だったと記憶しているのですが…。
    通称として通りが良いのかもしれませんが、この呼び方を定着させてしまったのはメディアの責任だと思います。

    都内でも受け入れ態勢が整うのは、良いことだと思います。


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