【生命保険"不要論"は本当か?】岡田真治 vs 後田亨
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この手の不要論はどこ見ても同じような理論ですね。
「日本は社会保障があるから保険は不要」
たしかに他国よりかは社会保障は幾分充実している事は事実です。
が、社会保障があるから生命保険は要りません。なんて、国は一言も言っていないですよね。
例えば高額療養費。
月の負担は8〜9万円程で収まると言われておりますが、あくまで年収770万円までの方です。770万円を超えた方(月約16〜17万円)、1,160万円を超えた方(月約25〜26万円)と、あと2段階上の負担計算式が用意されています。
この程度の事もろくに調べていない方が多いのも、相談を受けている身だからこそ知っている事実です。
また、一月8〜9万円で収まるという言葉、その一月が「1月1日〜1月30日」の一月であればいいですが、「1月16日〜2月15日」のように月跨ぎの場合、単純に2倍の負担になる事もあります。
ちなみに昭和49年の高額療養費制度の自己負担額は一律3万円でしたが、現代は上記のような負担額に上昇しています。また、その分給料が全国的に上昇していればいいですが、負担額上昇に追いつけるような上昇までは起こって無いでしょう。
今後も制度改正は起こりますし、世帯所得に占める医療費の自己負担額は上昇する事が予想されす。
※また、これは既に周知の事だと思いますが、入院中の食事代やアメニティ費用、差額ベッド代(4人部屋から負担発生)は全額自己負担です。
そして、医療費だけでなく、治療期間中の収入変化の可能性もあるでしょう。自営業の方だけでなく、会社員であったとしても出来高で収入に変化があるような職業の人は尚更影響が大きいでしょう。
医療保険に関係する話だけですが、あくまで判断は個々人である事は間違いないですが、上記程度の情報すら知らないまま「ネットに書いてあったから」と盲目的に信じるのはどうかと思います。
労働に左右されない収入源がある人、本当に余りに余る資金がある人等、一定の方だけに限定されるのが保険不要論だと思っています。
万人共通の概念のように語っている方もたまにいらっしゃいますが、本当に目の前の人に事が起こった際に責任は取れるのでしょうか。
「あくまで一意見」くらいのスタンスで言われるなら良いと思いますが、そうで無いような方が散見されるのも、正直残念なりませんね。
注目のコメント
私は保険販売の経験もありますが、専門は資産運用です。
そんな私から見ても昨今の行き過ぎた保険不要論に異論を唱えたくなります。
それを唱えることが、金融リテラシーが高いとする風潮もはたはだ疑問。
保険不要論を唱える人の多くが、給付をうける立場になったことがない人、もしくは保険の恩恵を受けたことが無い人なのではと思ってしまいほどです。
そもそも保険は何もなければ給付が受けられないのが当たり前であり、それに越したことはないのです。
それをすぐに保険は意味がないからと積立投資にしたがるのは、保険の意味を履き違えているに他なりません。
金融リテラシーの高い人や富裕層ほど保険を使いこなしている現状をもっと知るべきでしょう。
それと現行の社会保障制度は、いつまでも存在するとは限りません。
保険不要論を唱える方々は現行の社会保障制度があることが前提の話になるので、どうしても議論が噛み合わなくなります。
ちなみに現政府は高額医療療養制度の見直しに言及し始めました。とても勉強になり、理解が深まりました。言い方悪いかもしれませんが、優れたビジネスでTVCMやセールストークで何となく加入している情弱な方が多いと思います。結局最適な資産運用の選択肢を誰でも理解することが大事であって、もはや義務教育にすべきなのではと思います。
一方コメントみると、生命保険会社の方は本当に動画観ているのかと疑問です。一部の人にとっては必要かもしれないですが、ほとんどの人にとって保険がなぜ不要と言われるのかとても分かりやすく取り上げられているのに、「生命保険のことを知れば知るほど不要なヒトなんて居ない」といったポジショントークをされていることに驚きました。生命保険のことを知れば知るほど不要なヒトなんて居ないんじゃないかと思う。資産があれば保険に頼らなくても済む環境といえるが、税効果の側面も踏まえて考えると、生命保険の知識を知らないことが最も損なんじゃないかと思う。
もちろん、必要な保障内容は人それぞれであるから、
勧められるがままに入らされた保険の場合は不要(無駄な保障が多い)であることが多いのも事実。
みなさんが保険リテラシーを高めることのきっかけにしていただくことに期待します。