【読書】『スマホ脳』著者が明かす、脳と運動の意外な関係
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運動を習慣づけると、運動している間のコルチゾール分泌量が増えにくくなり、運動を終えたときには減りやすくなる。
そして、定期的に運動を続けると、運動以外のことが原因のストレスを感じたときにも、コルチゾールの分泌量はわずかしか上がらなくなっていく。
つまり運動によって、ストレスに対する抵抗力を高めることができるのだ。
BDNFは、脳細胞がほかの物質によって傷ついたり死んだりしないように保護するタンパク質で、脳の健康に欠かせないものだ。
うつ病を患っている人はBDNFの分泌量が低く、うつ状態から回復して精神状態が安定するにつれ、BDNFがつくられる量も増えていくことがわかっている。
BDNFは、錠剤にして飲むことも、じかに血管に注射することもできない。
ごく自然にBDNFを増やす方法はただ一つ、運動である。心拍数がある段階まで増えると、BDNFが大量に生成されるのだ。
疲労感が抜けないときや、気がふさいで仕方がないときは、ランニングやサイクリングなど、心拍数が増える運動をしよう。
注目のコメント
ランニングを40年つづけていますが、走っているとモヤモヤ状態がだんだん薄まっていくのを感じます。走り終わったらポジティブな気持ちに切り替わっている。不思議だと思っていたのですが、このレポートでその仕組みがよくわかりました。
運動は生物としての生存確率を上げる行動とか。これからも走りつづけようと思います。ランニングの効果、とても共感します。単調な動くで走っていると、なぜか良いアイデアがふと浮かんでくることが多いのですが、きちんと脳の働きで説明されると、とても納得です。
料理も脳トレに良いと聞いたことがあります。司令塔である前頭葉が活発化され、「美味しい」という感情でドーパミンやセロトニンが増えるとか。一見運動ではなさそうですが、実はかなりの手の運動をしていますよね。
ランニングも料理も、自分にとってストレス発散だと思っていることが、脳科学で説明されると、よりやる気がでて楽しめますね。行動と結びつけてくれる脳科学は、面白いです。運動を習慣化すると、
・ストレスを感じた際の脳への負荷が減少する
・集中力が高まる
・気分が上がる
・創造的になる
という効果があるんですね。
コロナ渦のリモートワークで運動不足になった反動で、週に2回、定期的に運動をするようになったところ、仕事でもストレスを感じにくくなったことを実感していました。
メカニズムがわかって、合点がいきました。