金融庁が外資系投資銀行を調査へ-仕組み債の販売方法巡り
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仕組債を組成している外資系投資銀行を調査する目的は恐らく「手数料の透明性」と「リスクの透明性」だと思います。
構造が難しいだけに顧客である投資家のみならず販売している営業員もリスクを正確に認識していないケースが多いように思います。
注目のコメント
最近の話は脇に置き、日系地銀のニューヨーク駐在の人たちが資金運用で儲けを出せず困っていた折に、アメリカの投資銀行系の人たちが手前の運用利回りは高いが先で損するタイプのオプションを組み込んだ仕組み商品を売りまわっていたことがありました。地銀の運用担当者は流石にリスクが分かっていたように思うのですが、自分の任期が終わっているだろう3年目以降の損なら関係ないといったこともあったのか、目先の利益を求める人達にかなり売れていると聞きました。私がニューヨークの信託現法を預かっていたころで、流石に断りましたけどね・・・ この世界、いまなお仁義なき戦いに明け暮れているのかも知れません。買う側が素人なら堪ったものじゃものじゃないでしょう。表面の手数料が高いうえ、素人には値段が分からぬオプションを組み込んだ商品は、そこでどれほど抜かれているか分かりません。用心するに越したことはなさそうです (^^;
それはそれとして「金融庁が外資系投資銀行を調査へ」とあるのに背景の写真がSMBCなのはなんでなの (・・?仕組み債の販売だけでなく、組成元の外資系投資銀行がどれだけ手数料を取っているかも調べるんですね。1課室だけではできないことなので、部署横断的に連携しているのだと想像します。金融庁頑張ってるな〜。