英の新型原子炉計画に日本が参加へ…ヘリウムガスで熱取り出し、30年代の稼働目標
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英文のニュースサイトに参加している機構など詳しく書いてありました。https://world-nuclear-news.org/Articles/UK-government-funding-for-advanced-reactor-develop
読売の記事にあるとおり次世代炉として期待させるので水素の製造も含め計画通り実用化してもらいたい。
以下は本記事についたコメントについて確認
・ヘリウムの供給についてコメントがありますが、高温ガス炉でのヘリウムの役割は熱回収なので常時大量に供給し続けるものではないかと。ヘリウムは希少資源ですが調達できないものではないので「どこも供給出来ない」というのは誤りかと。
参考サイト:https://products.awi.co.jp/ja/industrial/business/gas/id002193
・1000%の安全確保ってなんでしょうね。火力発電所だって悪い条件が重なると大事故に発展するかと。こんなこと言う人は電気をどうやって得ようと考えてるんでしょうね。火力発電では化石燃料燃やすので燃料費の影響うけるしCO2回収技術があるとはいえ大気に放出しない利用方法は限られるし、太陽光発電なんて発電量少なすぎて発電量あたりの導入コストが高い上森林破壊して設置しているのは本末転倒だし、風力発電は風が無ければ意味ないし台風くらい強風だと稼働できないし。どうすることが最良なのか考えるのは自分の役目ではないと考えてるのかも知れませんが、そんな事まで考える人が一人でも増えれば少しはマシな世の中になる気がしてます。
注目のコメント
核融合エネルギーを目指している私は、原理が異なる核分裂エネルギーの次世代炉の技術面はそこまで専門ではありません。
他方、広義の「原子力」テクノロジーに関しては、国益をかけて必ず保持発展させるべきものであり、日本国民の平和と繁栄の為にも次代における国としての安全保障の要の技術の一つであると考えています。その意味で、こうした技術開発を進めていく事は、技術の伝承と将来における人材育成も含めて歓迎、応援したいと思います。
なお本記事の論点ではありませんが、記事中の「英ビジネス・エネルギー・産業戦略省」という部分について是非コメントしたく。
これは英国政府の構造改革の中で改組されて生まれた省で、日本で言う所も文科省(の旧科技庁エリア)と経産省を合わせたようなものです。
これにより、次世代テクノロジーの研究開発から産業化までを一気通貫で一つの省庁の責任権限予算の元で戦略立案〜遂行出来るという事で、現在のテクノロジー社会に適合したスタイルだと捉えています。是非皆様には知っておいて頂きたいと思います。日本と英国は高温ガス炉の技術では世界をリードしているそうですからこの2国が組むのは価値があります。
10年間思考停止していた日本の原子力発電もようやく動き出しましたが、それでもギリギリです。原子力発電に必要なさまざまな部品を作るメーカーがどんどん少なくなり研究者も減っていて技術の継承ができるギリギリのタイミング。しかし電力会社やメーカーもいつまた反原発の機運が高まるかわからないというリスクを抱えていては動き出せません。政府は長期的な展望を示して原子力発電の基盤をかためるべきです。