ベンチャーキャピタルの7割、ファンド作り「困難に」
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足許の市場環境の変化を踏まえると、グローバルな金融システムに組み込まれている機関投資家のお財布のひもが固くなり、VCのファンドレイズが困難になりつつあるのは十分理解できる。
でも、こういう時こそ、直接的には金融エコシステムに組み込まれていないCVC達の出番なのでは?という気がする。フィナンシャル・プレーヤーが投資できない時こそ、ストラテジックな投資家にチャンスが回ってくるはず。
あと、新しい技術・テーマに注目するのは大事だけれども、そういうのって、1-2年で投資テーマが変わるようなものなんだっけ?単なるバズワード買いになっていない? 本来はもうちょっと長い目線でトレンドにベットするものじゃないのかな?というのも少し違和感を感じたところ。
「脱炭素、Web3など新しい投資機会が増加している」として年間投資額を2割ほど増やす計画だ。前年は全体の半数強を占めて首位だった「法人向けのネットサービス・SaaS」は4位(32%)と人気を落とした。
注目のコメント
お金の総量は変わらないので、アセットクラス間の配分変更が行われているだけで、これは古今東西変わりません。今はエクイティ性アセットからデット性に流れているのは伝統的な動きです。金利引き上げスピードが早いので、急激だとは思いますが。
アセットクラス変更の循環は概ね18ヶ月ほどで一巡するのが通例です。ポートフォリオの変更は昨年後半から行われていますので、今のアンケートがちょうどボトムくらいでしょう。
とは言え、日本のVCアセットというオルタナティブ投資はまだまだアウトパフォームするアセットクラスだと思います。いつの時代も投資機会はいくらでもあるので、皆が悲観的なほどアウトパフォームしやすいです。未来を考える力が求められます。
相場は悲観の中で生まれる。
投資の格言です。恣意的ですね、そういう答えになるに決まってる。長い目で見れば、随分環境は良くなってるし、まだまだ成長産業ですし、そうなるように社会実装を進めていかないとVC云々ではなく社会自体がシュリンクしていってしまいます。
ちなみにいつも時代もファンドもスタートアップを困難があってこそ。簡単になりすぎたら、それはそれでモラルハザードです。海外の有力VCもファンド組成はこの時期大変だと表向きには言うのですが、一方で彼らは数千億のファンドを組成し始めています。つい最近もLight Speedが$7Bのファンドを組成するというニュースがありましたよね。 海外の有力ファンドは、出資の期待時間軸が長い年金や大学の基金がLPの中心ですが、日本のVCは事業会社やアセットマネジメントがLPの中心なので、こういう調査結果もさもありなんという印象です。