【深井×武井浩三】貨幣は消える。人類よ交換経済を卒業せよ
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”武井 僕は、これからお金はなくなる方向に向かうと確信しています。「なくなったほうがいい」ではなく、なくなる。この確信の根源にあるのが、ブロックチェーン技術です。
ブロックチェーンは、国家のような「中央」が存在せず、誰も改ざんできない、信用を無限に担保し続けるシステムです。そのシステムに乗っかった人同士は、信用が担保された状態で取引できるから、お金がいらなくなってくる。
お金だけじゃなく、戸籍や資産、収入の情報なども、これからどんどんブロックチェーン上で管理されるようになるでしょう。そこに乗るものが増えれば増えるほど、お金が存在する理由は弱まってきます。
もちろん、すぐお金がなくなるわけではありませんが、今ほど意味を持たなくなっていくのは間違いない。これは僕の持論ではなく、ブロックチェーンの構造としてそうなるのです。”
注目のコメント
私が生きている内に現行法定通貨の仕組みがアップデートされるためには、どういうアプローチが現実的にありえるのかをいつも考えます。
人類の人口増加が顕著になった頃には交換経済が大きく寄与したことが確認されています。ただ、物々交換で経済が成り立ったという確からしい証拠は今のところ確認されていません。古くから通貨等の交換を媒介する何かの存在が確認されています。
そうであるなら、交換経済がない世界とは人類にとってありえるのか?
私には、それは生きているという今の目の前のことだけでwillを持たないという状態以外には思えず、人類が意志を手放すなんてあり得るのか?
ブロックチェーンによりさまざまな事の可能性が広がりますが、交換経済がなくなる?方向は賛同しかねます。
むしろ、拡大を続けるために、資本蓄積に意味を見出す資本主義の延長にプログラマブルなブロックチェーン技術を使い、さらに拡張する。地球の持続性も大事ですが、拡張の方向性は宇宙に向かうというように、まだまだ人類の拡張予知はあるのだと考えています。世界中で中央銀行デジタル通貨(CBDC)が検討・実験段階に入っています。カンボジアやバハマ諸島、ジャマイカ、東カリブ諸島、そして中国などではすでに実用化されています。
CBDCは単に現金の代替ではありません。武井さんのいうように、プログラマブルなので、今の現金にはない機能をつけることができます。有効期限のあるデジタル通貨と、有効期限のないデジタル通貨があるとおもしろい。ポイントでは有効期限のあるものと永久不滅がありますよね。
トークン型CBDCで新しい資本主義、民主主義が誕生する可能性は高い。編集を担当しました。
できれば前編からじっくりご覧になっていただきたいですが、
なぜ貨幣がなくなるのか、ブロックチェーンがもたらす変化、税金の意味、果ては「ベーシックインカム」の財源の確保方法まで。
後編だけでもめちゃくちゃ面白いです笑
「資本主義」と聞くと難しい話をしていると思われるかもしれませんが、身構えずにぜひご一読ください。
私は武井さんと深井さんの対談を聞いて、未来の「お金」のあり方が少し見えました。