セールスフォースの売上高見通し、市場予想に届かず－顧客態度に変化
コメント
注目のコメント
SaaSとサブスク、カスタマーサクセスの相関性は否めないかなと思うのですが、顧客ないしはサービス受講者のオンボーディング期は投資モードなのですが、ある時を境に熱量がどんどん低下して、消費者心理がコストカット気運となると、チャーン(解約傾向)になります。
もともと欧米のビジネスロジックとプロセスから成り立つソフトウェアなので、どれだけ欧米以外の地区でローカライズできるかも大切ですし、ビジネスモデルがまだフロー型で、SaaSやサブスク型のようなストック型へと移行仕切れていない企業などにおいてもいまいちメリットを感じないところもあるかも知れません。
ただ、グローバルのビジネスは間違いなく個人へと向けられている観点と省人化、自動化に向けてビジネスモデルを加速する企業においてはベストマッチするかと思いますが、導入前のコンセプト設計、理想的なサービスや価値、業務に直結ないしは改善へと実現可能でないとなかなか運用において困難をきたす事もありますね。英文記事を読みました。
そこで、BMOキャピタルのアナリストであるキース・バックマン氏は、決算に先立つメモの中で、「サービスナウなど多くのソフトウェア同業他社は、ここ最近の景気低迷で顧客の意思決定プロセスが遅くなっている。セールスフォースも同じような状態になっている可能性がある」
とコメントしています。セールスフォースに限らず、他のクラウドベンダーも売上予測が下振れしているのは同じ状況でしょう。
ただ310億ドルの実績は、未だ同社のソフトウェアが高く評価されていることの現れだと感じています。
