終結まで5年。あるスタートアップが経験した商標取得の落とし穴
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注目のコメント
商標の重要性がものすごくリアルに伝わる記事ですね。
アーリーステージであればあるほど、知財・法務の専門家が社内にいないことが多いと思うので、スタートアップに携わる人に広く伝わるとよいなと思います。
「現在は、社内に知財チームをつくり、ネクセル総合法律事務所の弁理士と毎月定例ミーティングを実施し、どのように特許や商標を取っていくか知財戦略を立てて、実行しているそうだ。」
学びをしっかり活かされていて、素晴らしいです。ゆっくり茶番劇の時は商標登録者がかなり叩かれましたが、日本国民は、四法(特許、実用新案、意匠、商標)や著作権と言った知財に対する認識が甘いと感じる事があります。本来的には、悪意の第三者の存在を前提に、本当に護りたい知財であれば、先に取得して防御しておく必要がある筈です。
個人的には、スタートアップにしろ個人プロダクトにしろ、プロジェクトに伴走してくれる弁理士事務所を探すのが難しいという課題があると考えています。公開特許とのマッチングをやっている事務所なんかはありますが、特許を使ってビジネスを成立させるところまでコンサルできる事務所は少ないのではないでしょうか。
しかしながら、私自身は創作畑の人間なので、この国における、著作物の改編や翻案に対する緩い姿勢に助けられている側でもあります。マーケターにとってみれば、サービス名というのは、サービスを世に出してから、広報・広告等で多大なコストをかけて、認知を広げ、ブランドを作っていくものです。
「モバゲー」「メルカリ」と一体何回CMで言ったことか。一体何十億円に相当するのだろう。
そのコストを考えるなら、世に出す前に商標やドメインは取っておきたいものです。取れないなら投資する前に別案を考えなければならないとも思います。
悪意の第三者が商標を取得していたのは腹が立ちますが、起業家としては創業初期、検証を経て投資を決めた時点から商標を出願し、守りを固めておきたいですね。
mamaroの起業家の方は、多くのこれからの起業家のために、あえてこの苦労をシェアして下さってありがとうございます!