旭化成、デジタル人材を10倍2500人に 学び直しで育成
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コンサルで新規事業開発をご支援させて頂く中で、IT系ではなくてもデジタル人材が大企業を中心に着々と増えているのを感じています。デジタル人材をリスキリングで育てるという取り組みは当たり前になっていて、今後も一定の成果を生み出していきそうです。
一方で、デジタル人材の需給がひっ迫する中で人材の流動性が高まり獲得競争が激しくなる状況下、フリーランス化を含めた優秀層の外部流出をどう食い止めるかがひとつの焦点になると思います。
デジタル人材の欧米との賃金格差が叫ばれて久しく、処遇改善で対処している企業も増えていますが、日本らしくその流れも緩やかに浸透していくかも知れません。
注目のコメント
デジタル人材を増やすためのリスキリングはとても良い試みですが、正直、やっとですか、という印象です。
これまで日本政府や大企業は人への本質的な投資を行ってこなかった。
また、解雇しにくい会社法により、人材の流動性が低く、優秀な人が成長できる環境に流れにくく、成果をあげていない人でも年功序列で役職につき、会社に残れてしまう。その結果が今の日本の労働生産性の低さです。
じんざいのざいは材料の材でなく、財産の財だとか言ってないで(笑)人を育成するために、予算・時間をしっかり投じ、それによりスキルの高くなった社員を、評価し年収をあげていくこと。日本が大きく変革するには、それに尽きるかなと思っています。
また、リスキリングの中でも、若い社員の教育が今後の未来を左右します。
人への投資。言うのはカンタンやるのはムズイ領域ですが、個社個社が本腰いれて変えていくことが、日本の大きな力になるのでは。IT人材・デジタル人材の供給不足が叫ばれて久しい。IT人材白書の発表では、2030年には最大で約80万ものIT人材供給不足が発生するとのことですが、働き方改革、DX、そして人的資本経営。政府がかかげてきたトップアジェンダのすべてがこの流れに行きついているように思います。
ただ、企業の経営・人事がどれだけデジタル人材の育成に努めても、そのアウトプットの機会がないと、人材育成の釣果は得づらい。育成した人材が市場価値をあげて社外へ、というケースもまま見られます。実際の仕事やプロジェクトといったアウトプットの機会までセットで計画することが重要ですね。「人件費はコストなのか投資なのか」という禅問答をする方がたまにいますが、費やした人件費がより多くの富を生み出す源になっているのであれば、それは投資だし、富を生み出していないのなら、それはコストでしょう。どっちにもなり得る。
リスキリングは人件費を投資に換えるための試みでしょう。