【深井×山形浩生】資本主義の「本当のボトルネック」は何か
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”資本主義の教科書的な話でいうと、物事のアウトプットは「K(資本)」と「L(労働力)」の関数として現れますが、そこにもうひとつ「アイデア」という要素が作用します。アイデア次第で、同じ資本と労働力でも、アウトプットが飛躍的に変わってくる。そこが20世紀の社会の発展でもっとも大きな部分であり、同時に日本社会の強みでもありました。”
注目のコメント
深井さんがどこかで言われてたように、人間の知能のキャパでは社会の全てを想定して規定しきれないでしょうから、理想像から社会を変えるのは厳しそう。過去幾度とあった、原理主義者がピュアな理想を振りかざす形になるだけのような。
大きな理想は緩く共有しつつも、地域や文化圏ごとに異なる価値観にアジャストして試行錯誤していくしかないとは思いますが。
未だ古い価値観の国家が残ってて国際的に大きな影響を与え始めてるので、その『大きな理想』どころじゃなくなってるのが悲しいですね…記事では明言されていませんが、フランシス・フクヤマの『歴史の終わり』を意識した議論ですね。この著作の出版からちょうど30年経ちましたが、まだ歴史は終わっていません。
短い中でも様々な示唆に満ちた良記事だと思います。資本主義の多様性、移行期のリスク・コストに由来する保守性、歴史を動かすのが理論ではなく行動であること、等々。
やはり読書をしている人は思考の深みが違いますね。「つまり、「もう世界大戦のような大きな戦争は起きないだろう」「電力やエネルギーは十分にいきわたっているだろう」「人が飢えるほど食糧が枯渇することはないだろう」という前提があり、そのうえで、次のステップとして「人権や環境をベースにした資本主義を新たに模索しよう」という発想になっている。」
この発想は先進国の傲慢とも言える。
ウクライナの戦争に見られるように、思っていた以上に不安定な時代に生きていることを実感する。一寸先がわからないこそ、AIにもすがりたくなる。