カメラのサブスクが不思議と儲かる仕組み
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GOOPASSについて取材いただき、戦略の一部をお伝えさせて頂きました。信用スコアを用いた与信なども重要なポイントだったりするのですが、基本的には自社はプラットフォーマーとしてスケール化を前提としたモデルづくりを工夫しています。
また、外部化する前には必ず社内でMVPモデルをまわして、モノ事業ならではの手触り感も重視しています。
カメラという商材領域においては世界観も大事ですし、UXを犠牲にしない適切なリスクを自社で飲むことも必要だと理解しています。ビックカメラさんとのモデルは初月から返却できるなど。
結論、モノのサブスク事業は、レンタルビジネスに留まらない可能性や面白さを当事者として感じています。カメラブは高級カメラのサブスクサービスで、お客さまとのインタフェースを担ういわゆる今風のサブスク会社です。
カメラブは、カメラを保有・管理するリース会社、配送とクリーニングを担う運輸会社と、それぞれの強みを活かして連携することで、最高効率で最大の価値を提供できているようにしています。
それぞれ各社の強みを活かすことでリスクも減らしながら、サービス成長と共に利益を創出できるよく練られたビジネスモデルに感心しました。
サブスク企業は大きな投資を得て、大きなリスクを背負って成長していくモデルだと捉えられることが多いですが、現行のように一定投資が抑制される環境においては、こういった省エネ型の挑戦が必要になってくるはずです。サブスクと言えば、Netflixなどインターネットサービスがまず頭に浮かぶ方も多いでしょう。しかし、近年では物理的な「モノのサブスク」も人気が出てきています。
取材前は、巨大な倉庫で大量の商品を発送するだけのイメージでしたが、話を聞いてみるとその裏側は想像以上に巧みなビジネススキームが成り立っていました。
今回は、カメラと家具のサブスクに迫ります。