「30秒で借りられる」オンライン融資にハマる中国の若者たち
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中国の若者たちの借金苦はもう社会問題に発展されてしまう。
数年程前まで、中国の学生クレジットカードは中央銀行による禁止令で発行できない時期があって、QRコード決済の相乗り効果でもあって、フィンテック企業らは一挙台頭できました。
AIなどを駆使し独自の融資審査基準(自前の信用点数)を作り出す大手企業もあって(チャットSNSで「20秒で最大100万円借りる」という広告は今日も見つけた)、貸金業法の上限金利をはるかに超えた闇金業者もたくさんあります。
さらにひどいのは、BNPLの返済リスクにはっきり認識していない若い女性の債務滞納に対し、「全裸で身分証明書を持つ写真」を担保として、金利は周15%の闇貸金を提供する「裸貸」産業までできてしまいました。
実際に中国語のダークネットで検索してみると、全裸女性の「裸貸」用写真が多数流出していしまうことが分かります。手軽に借金しちゃうと、やがて性産業に巻き込んでしまうケースも少なくありません。
注目のコメント
なんというか、中国らしい極端な事業成長ですね苦笑
放置されたレンタル自転車の山、建てまくった後に十分に管理されずに放置される不動産、一気に多店舗展開して失速するチェーン店、など、後先考えずにともかく一旦がっと伸ばして、問題が出てから後で調整が入る、という感じ。
市場が巨大で最初は管理されずにがーっと育つのは、熱帯雨林の生き物みたいだなぁと思います。
日本はいい意味でも悪い意味でも、安全を優先し、規制が強いので成長のストッパーになることも。
国のサイズが大幅に違うので、単純比較はできないですが、もう少し良いバランスで事業成長と社会の安全とが両立するといいなーと。どの国も大なり小なりではあるのだが、とりわけ事業者側の商魂たくましい中国は消費者信用バブルを繰り返している国である。そして最近はフィンテックとそれが相俟っている。前回のそれはP2Pレンディングバブルであり、それが流行ると100以上の事業者が産まれるのが中国であり、そして夜逃げしたり経営者が自殺したり逮捕されたりしてそのほとんどが霧散した。
今回のバブル震源地はBNPLでありエンベッテドファイナンスであった。
いかにもカッコよい新ビジネスモデルのように聞こえ実際その面もあるのだが、基本は消費者信用金融に他ならない。
それが世界中でバブルとなった。が金融環境が180度変わった今、BNPL旗手であったAffirmの時価総額は75%下落し、Klanaはデカコーンの地位からずり落ちその時価総額は7分の1以下となった。
それが最も極端化するのが中国である。オンラインクレジットは頭から使ってはいけないと考えると、これからも沢山出てくる新しい金融サービスを使えなくなってしまいます。どのくらい手数料がかかっているかを調べて、メリットとデメリットを比較して賢く使いたいですね。