海運大手3社が通期業績予想を上方修正、コンテナ船事業が想定上回る
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コンテナ運賃は以前に比べると軟化傾向にあります.スポット運賃だけではなく契約運賃の見直しが一部で行われているとの報道が専門誌であります.輸入国である欧米の景気動向が見通しづらいことなどもあって現時点では荷動きはあるものの先行きの読みづらい状況です.
そのような中で上方修正というのは,まだまだ運賃水準としては高めであることと為替レートの影響があるのだろうと推察します.外航海運業界は売り上げのドル建て比率が86.7%と自動車業界よりも高いので,円安の恩恵を受けやすい産業ではあります.
混雑や遅延は改善傾向にはありますが,欧州港湾でのストや労働力不足,北米内陸での輸送遅れなども残っており,まだ予断を許さない状況です…まだまだ物が不足している印象も強いですが、人類の活動は止まっておらず、足元は寧ろ在庫がない分、フローでの輸送への負担は増しているのでしょうかね。為替益も含めてかなり業績でそうですね。
株価も15年前のピークについで高値圏。そろそろ大型の資金調達を各社するかもしれませんね。コンテナ船による二酸化炭素排出量は、空輸便の比にならず、何十分の一の二酸化炭素排出で済みます。
多くの企業がネットゼロ宣言をしている中、今後空輸による脱炭素へ向けた新たな燃料が開発されない限り、船舶のニーズは低いコストのみならず、脱炭素対策としても高まる一方でしょう。あとは、コロナにより影響している船舶のスケジュール混乱を早く改善へ向かって欲しいものです。